韓国のデモを見て
タイの学生引率のあと、韓国へ。
こちらは研究業務。
街中は、当時、尹錫悦元大統領が弾劾裁判にかけられていて、罷免されるかどうか? みたいな時だった。
現段階では罷免が確定し、あとは内乱を首謀した罪に問われている刑事裁判の判決が出るのを待っているという状況。
韓国語の勉強のために、春休みはできる限りこのニュースを追いかけていた。現在は休止中。授業の準備に追いかけられているので。
光化門(カンファムン、政治の中心エリア)界隈では支持者、反対者がそれぞれ盛大にデモを行っていた。
景福宮の前では反対派が、
파면 파면 윤석욜 파면!
(罷免 罷免 尹錫悦 罷免!)
と、リズムに乗せて、太鼓を叩きながら、BGMとともにシュプレヒコール。
一方、少し離れたエリアでは、なぜかアメリカ国旗、トランプ大統領の顔写真と韓国国旗を掲げた支持者たちの集会。
お互いに何を言っているのかは僕の韓国語の力では分かりませんが、その光景はさながらお祭りのよう。
「楽しんでいる」というのは、表現として違うのかもしれないけれど、人々が政治を身近なものとして受け止めているのだろうなというのが伝わってきて興味深かった。あまり若い人は参加していなくて、若い人たちの政治に対する意識というものがどうなのかはよくわからなかったが。
まず、戒厳令から今日に至るまでの混乱の中で、現役の大統領が逮捕され、罷免され、刑事裁判にかけられるということが、日本ではそもそも起こらなさそうで、そういう意味でも「別の世界のできごと」感ではあったのだけれど、政治家に対して適切なタイミングで、適切に「怒る」という態度を示す、そのことには少なからず感激した。
元気、というか、パワフルというか、自分たちで民主主義、自由を勝ち取ってきた国の、自分たちの権利を行使して、自分たちが手に入れたものを死守するのだという強い意志を感じる光景であった。
写真は、そのあたりで撮ったもの「尹錫悦を罷免しろ!」と書かれている。
