オープンソースBIM Bonsai(Blender BIM)は実務に使えるか?
今年2026年4月に確認申請でBIM申請が始まった。2029年にはBIMデータ申請が始まるという。国交省はBIMを推進していきたい方向で、建設関係者は対応せざるを得ない雰囲気だ。
BIM(Building Information Modeling)は、簡単にいうと3次元モデルに属性がついていて、一元化されたモデルから平面、立面、断面、仕上げ表、見積書等が生成されるので、どこか変更すれば全ての図面が変更されるのがウリ。
企画から設計、施工、維持管理まで一貫して活用されればそのメリットは大きいのだが、現状は現場で2DCADの施工図を起こし直している例も多いらしい。土木では比較的順調に導入が進んでいるようだが、建築はパラメーター(仕上げ、材料等)が多すぎ、また、設計と施工のフェーズで必要な情報量と書式が異なり、設計者がつくったBIMデータは使い物にならないなんて施工サイドから言われたりもする。
ゼネコンでは全国平均76%のBIM導入率だが中小になるほど、地方になるほど、導入率は下がり、秋田県では工務店で18%前後、設計事務所で32%前後と推定される。構造>設備>意匠、と導入率は下がる。関係者が一つのデータを共有するのが理想なのだが。2009年BIM元年と言われて17年が経ってもこんな現状なのだ。
何故BIMが普及しないのか?理由の一つが高額なライセンス料である。主要なBIMソフトであるRevit , Archicad , GLOOBE , は年間42万~138万。(月契約もある)。加えてソフトを習得するのにそれなりの期間が必要であり、初年度は各事務所の膨大な標準仕様を打ち込む必要があって、効果が表れるのは2年目以降であり、コスパを考えれば、これまで通りでいいや、となってしまう。
大学ではArchicad,Revitが使える環境で、来年はGLOOBEも入るかもしれない。しかし、家では使えないし、大学を退職したら、まずこの3つは使えないだろう。もしオープンソースBIMであるBlender BONSAIが実務で使えるレベルであれば、中小企業のBIM導入を後押しできるかもしれない。そんな思いで最近研究している。
しかし、なかなか日本語のBONSAI情報がない。
参考にできるYoutubeは以下の2年前、1年前のものだったり
どちらも建築関係じゃない人が解説してる風なので、更にカスタマイズする必要がある。
例えば、壁の立ち上げがグリッドや基準線に対して面合わせになっているし、寸法の入力も壁の内外面が起点になっている。設計図は通り芯に壁芯を合わせるのが基本なので、まずそのへんを修正したのだが、なかなかオフセットの設定が分からず時間がかかってしまった。

それと、Jwcadのデータを読み込むんじゃなくて、Blenderでいきなり図面・3Dを起こしたいので、910㎜グリッドを敷いて、それに沿って壁を配置していきたい。エスキースの順番を考えると、いきなり壁じゃなくて3Dマイホームデザイナーみたいに部屋の領域を長方形で配置するのが理にかなってる気がする。

図面の出力もデフォルトでは上の感じなので、細かくカスタマイズしたいところ。壁の黒塗りはconcrete, brick で模様、ハッチングになるが、白抜きにする方法がまだ分からず。

Window ToolやDoor Toolには1つしかパーツが入っていないので、よく使うサイズ、1間掃き出し窓など、登録したいのだけど、壁の切り抜きだけになったり、引き違いにならなかったり、まだ試行錯誤。Archimeshで窓のバリエーションつくってifc割り当てられないか?とか。

オープンソースのフリーBIMには、FreeCADという選択肢もあるが、レンダリングするのに、Blenderを使ったりするワークフローになるので、Blenderだけで作図、BIM(.Ifc), 3Dプリンター(.stl)への出力まで完結させたい。
使えそうなら来年中小企業向けセミナーやるかも。
つづく。。。。
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