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短編小説:凍れる負債😣

ありがとうございます😌
小説家のAKIRAです。
今回は密室殺人事件をテーマにしました。
「えっ・・・」
驚愕の展開をお楽しみください。


冬の冷気が窓を叩く夜。資産家・佐藤の遺体は、内側から厳重に鍵がかけられた書斎で発見された。

ドアは重厚な防音仕様、窓には強化ガラス。
隙間一つないその部屋で、佐藤は喉元を鋭利な刃物のようなもので
一突きされていた。
しかし、室内から凶器は見つからず、血溜まりの中に残されていたのは
奇妙な「濡れた百円玉」が一枚だけだった。

犯人は、佐藤から多額の借金をしていた友人の高橋。
彼は犯行時刻、書斎の外にある廊下にいたことが
防犯カメラで確認されている。
彼は一度も部屋に入っていない。

「僕が殺せるわけがない。部屋は閉まっていたし、僕は一歩も中に入っていないんだから」

高橋は勝ち誇ったように笑った。しかし、刑事は彼の足元、使い古された大きなクーラーボックスに目を留めた。

【驚愕のトリック】

高橋が使ったのは、凶器を「消す」方法ではなく「凶器を自走させる」方法だった。

  1. 凶器の正体: 高橋は、あらかじめ「氷」で作った細長いボルト(氷の矢)を準備していた。

  2. 発射装置: 彼は、書斎のドアの下にあるわずか数ミリの隙間に、細い「ドライアイスのレール」を差し込んだ。

  3. 物理現象: 氷の矢をドライアイスの上に置くと、ライデンフロスト効果に似た現象で摩擦がほぼゼロになり、氷はひとりでに滑り出していく。

  4. 死への誘導: 高橋は廊下から、ドアの隙間越しに佐藤を挑発した。「借金は返さない。悔しければここまで来てみろ」と。

  5. 殺害: 激昂した佐藤がドアに近づき、床に這う氷のレールを覗き込もうと屈み込んだ瞬間、高橋はレールの端を高く持ち上げた。重力と無摩擦によって加速した「氷の刃」は、佐藤の喉を貫いた。

佐藤が倒れた後、高橋はレール(ドライアイス)を回収。
部屋の中に滑り込んだ「氷の刃」は、暖房の効いた室内で
数分のうちに溶け、ただの水となった。

後に残ったのは、高橋が氷を固定するために重りとして使っていた
あの一枚の「濡れた百円玉」だけだった。


結末

「金で命は買えても、物理法則は買えなかったようだな」

刑事の言葉に、高橋は崩れ落ちた。
密室という「壁」は、犯人を守る盾ではなく
逃げ場をなくす檻となったのだ。

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【FX歴26年】トレーダー AK お気持ちで結構です😌 良い記事だと思ったら応援お願いします。 記事を書く励みになります😊