ちゃっぴーで「背景の上にキャラを載せる」透過PNGが作れるって本当?
Codexのリセット聖人としてお馴染みのTibo氏の、こんなポストを見つけました。
Yay, you can now make transparent images in ChatGPT and through the API with GPT-Image-2. Here is a cactus cactus I am about to print and put on my laptop. https://t.co/tkFkC7NYpq pic.twitter.com/1WZd2VSH8y
— Tibo (@thsottiaux) August 21, 2026
Yay, you can now make transparent images in ChatGPT and through the API with GPT-Image-2.
えっ。
ChatGPTで、背景透明の画像が作れるようになった?
これまでAIに「背景を透明にして」と頼んでも、白背景になったり、透明っぽい市松模様そのものを画像として描いてしまったりすることがありました。本当に透明なPNG、つまりキャラクターだけ切り抜かれていて、その後ろに好きな背景を置ける画像を作るには、PhotoshopやCanvaなどで背景を抜く工程が必要になることも多かったです。
ところが今回、Tibo氏ははっきり「transparent images」と書いています。しかもAPIだけではなく、普通のChatGPTでも使えるという話です。
OpenAIの公式Help Centerを確認してみると、現在のChatGPT Imagesについても「背景を透明にする指示に従うことができる」と明記されています。どうやら本当に来たようです。
じゃあ、本当に透過PNGを作ってみよう
こういうものは説明を読んでいても仕方ありません。
さっそくChatGPTに、
「これから来るAstra、Sol、Tera、Lunaのキャラクターを、背景透明の透過PNGで16:9で生成して」
と頼んでみました。
すると、4人のキャラクターだけが描かれた画像が生成されました。そして保存したPNGを確認すると、本当に背景がありません。

Photoshopなどで背景透明を表現する市松模様を「透明っぽく描いた画像」でもありません。ちゃんと透明です。
これは結構でかい。
せっかくなので、「本当に透明なら、背景を入れ替えて遊べるはず」ということで、もう少し実験してみることにしました。
背景だけスクロールで変わるページを作ってみた
まず、16:9の背景画像を5枚生成しました。
明るい未来都市、緑に囲まれた庭園、夕焼けの都市、星空など、雰囲気の違う背景を用意します。こちらはWebページ用なのでAVIFに変換して軽量化しました。
そして先ほど生成した4人の透過PNGを、その背景の上に固定表示します。
キャラクターは動きません。
ページをスクロールすると、その後ろにある背景だけが次々に変わります。
つまり、こんな構造です。
「背景画像」
↓
「背景透明のキャラクターPNG」
↓
「Webページの前景」
これなら、PNGに本当に透明部分が存在していることが一発で分かります。
実際に作ったものがこちらです。
ぜひ少しスクロールしてみてください。
背景だけが変わって、Astra、Sol、Tera、Lunaは同じ位置に残り続けます。「おお。本当に透過PNGだ。」とおわかりいただけるはずです。
「フォトショで背景を消す」が不要になる
これ、地味な追加機能に見えるかもしれませんが、画像を作っている人にとっては結構大きな変化です。
これまでは、AIでキャラクターを生成する。キャラクターを切り抜いて背景を削除する。エッジを修正する。別の背景に合成する。という工程がありました。
今回のように最初から背景透明で生成できるなら、このうち「背景を削除する」という工程そのものを飛ばせます。
Webサイトのキャラクター素材、ゲームの立ち絵、ステッカー、プレゼン資料、動画素材、SNS用パーツなど、「後から別の背景に載せることが前提」の画像では特に便利です。
PhotoshopもCanvaもいらない!
……とまで言うとさすがに煽りすぎです。
レイヤーを細かく編集したり、色補正したり、複数素材を組み合わせたりするなら、当然PhotoshopやCanvaにはまだ役割があります。
でも、「AI画像を作る → 背景を消す」だけのために別ツールへ移動する必要は、かなり減りそうです。
しかも、少し前まではうまくできなかった
ここも面白いところです。
OpenAI Developer Communityでは、2026年7月14日の時点で「GPT-image-2は現在transparent backgroundをサポートしていない」というやり取りが残っています。つまり少なくとも少し前までは、今回のように素直に透過PNGを作れる状態ではありませんでした。
現在はOpenAI公式Help Centerにも透明背景への対応が明記されています。Tibo氏の「Yay」には、たぶんこの辺りの経緯も含まれているのでしょう。
「背景透明? 前からできたじゃん」という話ではなく、GPT-Image-2世代でちゃんと使える機能として整ってきた、というのが今回のポイントです。
AI画像が「完成品」から「素材」になってきた
個人的に面白いのはここです。これまでのAI画像生成は、一枚絵を完成させる用途が中心でした。
「猫が宇宙船に乗っている絵を作って」
「東京の未来都市を描いて」
と頼んで、完成した一枚の画像を受け取る。でも透過画像が普通に生成できるようになると、AIが作るものが「完成した絵」だけではなくなります。キャラクターだけ。商品だけ。アイコンだけ。装飾だけ。前景だけ。つまり、人間があとから組み合わせるための「素材」を直接生成できるようになります。
今回作ったWebページもまさにそれでした。キャラクターはChatGPT。背景もChatGPT。HTMLもChatGPT。
人間がやったのは、「これを固定して、背景だけスクロールさせたら面白くない?」と考えただけです。
画像生成AIが画像編集ソフトに近づいたというより、画像制作の工程そのものがChatGPTの中へ吸収され始めた、と見るほうが近いのかもしれません。何はともあれ、背景透明のPNG、本当に作れました。
ここから下に、メンバーシップだけがみれるGithubのリポジトリへのリンクを貼っておきます。
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