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Mrs. GREEN APPLE「ニュー・マイ・ノーマル」— 変わってしまった世界で、自分らしさを見つめるロック・バラッド

2022年3月18日にリリースされた Mrs. GREEN APPLE の楽曲「ニュー・マイ・ノーマル」。このタイトルだけで、この曲がいかに深いメッセージを秘めているかが伝わってきます。

タイトルの意味する重さ

「ニュー・マイ・ノーマル」というタイトルは、バンドのリーダー・大森元貴による造語です。「ニューノーマル」という社会的な概念に「my」を加えることで、「新しい自分の当たり前」という個人的で切実なテーマが浮かび上がります。これは、以前と同じ毎日が戻らない時代に、どのように自分たちの「普通」を作り直していくのかという問い掛けなのです。

歌詞が描く心情の風景

楽曲は「エンドレス 鳴り止まない」という印象的な歌い出しで始まります。その後、「酸いも甘いも引っ掻き傷も愛して」という歌詞へ続く。これは、人生のあらゆる側面を受け入れるという覚悟を感じさせます。完璧さを求めるのではなく、傷つくことも含めた現実をどう愛するか、という問い。

そして「足りない何かを今も待ち侘びてます」というフレーズには、誰もが感じる心の穴や欠落感が描かれています。何か大切なものを失った時代だからこそ、その不足感と向き合うことの大切さが伝わってきます。

社会と個人のはざまで

この楽曲がリリースされた2022年という時間軸も重要です。パンデミック後の社会が「ニューノーマル」という言葉で新しい生活様式を模索していた時期。その中で Mrs. GREEN APPLE は、社会的な大きなムーブメントの中にあっても、自分たちはどう生きるのか、自分たちにとっての「当たり前」は何なのかを問い直したのです。

ロックバンドとしての覚悟

メロディーはどこか切なく、でいて前へ進む意志が感じられます。変わってしまった世界を嘆くのではなく、その中で自分たちが何者になるのか、どう在るのかを模索する姿勢。これこそが、Mrs. GREEN APPLE というバンドが示し続けてきた最大の強みではないでしょうか。

不確かな時代だからこそ、自分の「新しい当たり前」を意識的に作り直す勇気と覚悟が必要です。この楽曲は、そうした思いを胸に抱く誰もの心に響く、現代のロック・バラッドなのです。

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