現地で聞いた小さな話が、あとから繋がっていく
かなり前のことになりますが、西教寺でこんな話を教えていただいたことがありました。坂本城の本丸跡地に会社を構えている企業さんがいる。その企業さんは、本丸を守るために、そこに会社を作ったのだと。
そのときは、そういうことがあるんだと思って帰りました。
2025年6月、西教寺での法要に参列したとき、坂本城が史跡認定されそうだという話を耳にしました。あの話と繋がるかもしれない、と思いながら聞いていました。
同じ年の秋、安土のお城EXPOで大津市の方からお話を伺いました。本丸跡地の企業さんが土地を大津市に寄贈してくださったこと。本丸と三の丸が合わさって史跡認定されること。そして、その企業さんの社屋の基礎が、本丸を傷つけないよう設計されていたこと。
その最後の一言で、少し胸がいっぱいになりました。
光秀公が坂本城の城主だったのは、たった10年ほどのことです。それでも、これだけ大切にしてくださっている方々がいる。そのことが、じわじわと胸に沁みてきました。現地で聞いた小さな話は、時間をかけてあとから繋がっていくことがあるのだと知りました。
