真夏のカメラ、車内放置は危険──特にバッテリーは甘く見ないほうがいい
「少しだけ」のつもりが危ない
真夏にカメラを持ち出すとき、意外とやってしまいがちなのが車内放置。
撮影の帰りに少し買い物へ寄る。
食事のあいだだけ車に置いておく。
直射日光は当たっていないから大丈夫だろうと思う。
でも、真夏の車内は本当に甘く見ないほうがいい。
外の気温が高い日は、直射日光が当たっていなくても車内温度は一気に上がる。
窓を閉め切った車内は、荷物置き場というより小さな温室に近い。
カメラより怖いのはバッテリー
カメラ本体も心配だが、特に怖いのはバッテリー。
カメラ用のリチウムイオンバッテリーは便利で高性能。
ただし、高温には弱い。
高温状態が続くと、劣化が早まる。
容量が減る。
膨張する可能性もある。
最悪の場合は、発煙や発火のリスクもゼロではない。
「純正バッテリーだから大丈夫」
「まだ新しいから問題ない」
そう思いたくなるが、高温環境そのものが危険なのだ。
カメラバッグも万能ではない
「カメラバッグに入れているから大丈夫」
これも油断しやすいところ。
カメラバッグは衝撃や傷から守ってくれるものではある。
でも、真夏の車内温度を安全なレベルまで下げてくれるものではない。
熱くなった車内に長時間置けば、バッグの中もじわじわ高温になる。
トランクも安全地帯ではない。
直射日光が当たりにくいぶん少し安心に見えるが、真夏の車内全体が高温になる以上、安心して放置できる場所とは言い切れない。
本体にも静かなダメージが蓄積する
熱に弱いのはバッテリーだけではない。
液晶。
グリップのゴム。
接着部分。
電子基板。
センサー周辺。
カメラは精密機器なので、過酷な高温環境に置き続ける前提では作られていない。
しかも怖いのは、すぐに壊れるとは限らないこと。
その場では普通に動く。
だから大丈夫だったように見える。
でも、少しずつバッテリーの持ちが悪くなる。
ゴムがべたつく。
内部パーツに負担が蓄積する。
こういう静かなダメージがある。
「持ち歩くのが面倒」が一番危ない
真夏の撮影では、カメラを持ち歩くだけでも体力を削られる。
重いカメラバッグ。
汗。
強い日差し。
駐車場から目的地までの距離。
だからこそ、つい車に置いておきたくなる気持ちはよくわかる。
でも、数万円のレンズ、十数万円から数十万円のカメラ、そして発火リスクのあるバッテリーを高温の車内に置くのは、かなり危ない。
「ちょっとだけ」が一番危ない。
その少しの油断が、機材の寿命を縮めることもある。
真夏の撮影で気をつけたいこと
真夏に車で撮影へ行くなら、できるだけ機材は車内放置しない。
どうしても置くなら短時間にする。
予備バッテリーだけでも持ち出す。
直射日光の当たる場所には絶対に置かない。
カメラバッグに入れていても安心しすぎない。
このくらいの意識は持っておきたい。
特に予備バッテリーは小さいので、ポケットや小さなポーチに入れて持ち出しやすい。
本体をどうしても置く場合でも、バッテリーだけは外して持ち歩くという選択肢もある。
夏の敵は、雨より熱かもしれない
夏のカメラで怖いのは、雨や湿気だけではない。
むしろ一番油断しやすい敵は、目に見えない熱かもしれない。
カメラは道具であり、相棒でもある。
せっかく気に入って使っている機材なら、長く気持ちよく使いたい。
そのためにも、真夏の車内放置だけは避けたい。
直射日光が当たっていなくても、車内は想像以上に高温になる。
そして、その熱はバッテリーにもカメラ本体にも確実に負担をかける。
真夏の撮影では、機材をどう撮るかだけでなく、どう守るかも大事になる。
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