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ショートショート 「初体験」

​僕は初めてだった。

​手のひらが自分のものではないように震え、充満する熱気のせいで空気まで薄く感じられるほど緊張していた。

​それでも君は、静かにそこへ佇み、すべてを受け入れるように身を預けていた。

​ふっくらと柔らかく、淡い桃色に張った君の素肌にそっと触れる。指先に吸い付くような湿り気と柔らかな弾力が返ってきて、その密やかな跳ね返りに僕の呼吸が一瞬止まった。

​君の熱が、掌の中心から腕へ、胸の奥へとゆっくり侵食していく。僕はその熱源の確かさを愛おしむように、内部の脈動を指先で探りながら深く揉みほぐした。

​上から下へ、逃さないように滑らせると、君は小さく身をよじり、低く熱い吐息をこぼした。その吐息は部屋の空気を濡らすように震わせ、僕の背筋をそっと撫でていく。高揚が手先を力ませてしまった。僕は慌てて「ごめん、痛かった?」と耳元で囁くように言った。

​ゆっくりと、肌の滑りを確かめるようにしごく。

​その瞬間、甘く濃厚な乳白色の液体が勢いよく弾け飛び、生温かい香りがふわりと立ちのぼった。

​搾りたての牛乳は、最高だった。

(本文458字)


あとがき

どこまで描写すると18禁になるのかの実験用ショートショートです。

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