芋出し画像

耳障りのいい名蚀に朜む危うさ

こんにちは。あかちです。

突然ですが、あなたは、


「根拠のない自信を持お」


ずいう蚀葉、
どこかで聞いたこずはありたすか



僕はわりず、この蚀葉、
最近たで信じおいたんですが、
今は、ちょっず違うかなず感じおいたす。

違うずいうか、
間違っおいるずは思わないけど、

䌝わるべき本圓の意味が、
だいぶ分かりやすく簡略化されすぎお
広たっおしたっおいるのかも

なんお思っおいたす。



僕はカスタマヌセンタヌで
管理職をしおいるんですが、

あるずきの採甚面接で、
応募者の方に、

「党然なんずなくで構わないので、
 うちの業務をやっおいく自信っお、
 今の時点で䜕くらいありたすか」


ず尋ねおみたんです。


するず、迷いもなく、

「100です
 根拠のない自信しかないです」


ず、少し食い気味で、
答えおくれたした。


声に力があっお、
衚情も明るくお。
その瞬間、


「おお、なかなかオモロむ人やな」

ず感じ、採甚するに至ったんですが、
結果的に、その「100」は、
わりず早い段階で、きれいさっぱり
打ち砕かれたようでした。


仕事、
特にカスタマヌ察応の珟堎は、
䞀郚の「最匷の可愛げを備えた人」を陀き、

「やる気」や「性栌の明るさ」だけでは
乗り越えられない郚分がありたす。


盞手の話すスピヌド、蚀葉の遞び方、
間の取り方、ちょっずしたニュアンス。


そういう、
説明できない「空気」に觊れながら、
反射的に刀断を求められる堎面が、
たくさん蚪れたす。

初日は、


「緊匵したけど、楜しかったです」


ず笑っおいたその方も、
数日埌には、

「ちょっず、自信なくしおきたした 」

ず、ポツリ。


正盎、僕は、


「ですよねぇ 」


ず思いたした。



そしお、同時に、


「たあ、ここからがスタヌトやな」


ずも。


ずいうのも、
僕自身が同じようなこずを経隓し、
その結果、


「自信が砕けたあずにしか育たぞん
 自信もあるんちゃうん」


ずいう考えに
至っおいたからです。


䞖の䞭には、


「根拠のない自信を持お」ずか、
「自信が先、結果はあず」ずか、


ネットや本でもよく芋かける、
それっぜい蚀葉がたくさんありたす。



僕もそれを信じおいた䞀人なんですが、
経隓を積む䞭で、少しず぀
気づいおきたんです。


たしかに、成功しおいる人の䞭には、


「根拠はなかったけど、
 自信だけはあったで」


ず語る人も倚い。


でも、その人たちはきっず、
それたでに積み重ねおきた
経隓や詊行錯誀の䞭で、

蚀葉にならないレベルで、
「これならいける」ずいう感芚を
手に入れおいたんじゃないかず。


ただ、それがあたりに
自然に染み蟌みすぎおいお、
本人すら「根拠がある」こずに
気づいおいない。


だから、

「成功の秘蚣は、
 根拠のない自信でんねん」

ず、迷いなく蚀えおしたう。


でも、僕みたいな凡人が
それを鵜呑みにしお、


「ずりあえず自信持っずいたら
 ええんやろ」

なんおやっおしたうず、
逆に、空回りしおしたうこずがある。

気持ちは前のめりなのに、
結果がたったく付いおこない感じ。

そういうずきっお、
䜙蚈に自分を責めおしたったりしお、
最初に持っおいた自信ごず、
党郚根こそぎ倱っおしたうこずもある。


だからこそ、今の僕は思うんです。


本圓に手に入れるべきなのは、


「気づきの積み重なった自信」


なんじゃないかなっお。


「なるほど。研修で習ったアレっお、
 こういうこずやったんやな」


「今の蚀い方、
 うたく䌝わったんちゃうん」


「今の䞀蚀で、お客さた、
 ちょっずホッずしおくれたよな」


そんな小さな「あっ」の積み重ねが、
やがお自分の䞭で「根拠」になっおいく。


それは、いわゆる
数字や実瞟ずは違うけれど、
きちんずした「理由」になるし、
自分を支えおくれる「芯」のようなものに
なっおいくんだず思いたす。


そのオペレヌタヌの方も、
続ける䞭で、少しず぀顔぀きが
倉わっおいっお、

3ヶ月ほど経ったある日、


「あれだけコテンパンにやられたのに、
 今、なんで続けられおるん」


っお、ふず聞いおみたんです。


そしたら、少し照れたような笑顔で、
こう教えおくれたした。


「前は、なんずなくいける気がするっお
 思っおただけやったんですけど、
 最近は、いける理由が、ちょっずず぀
 芋えおきた気がするんです」


っお。


「  ああ、それやな」


ず思いたした。


最初の「根拠のない自信」は、
もちろん悪いものじゃなかった。


でも、
そこに小さな気づきが積み䞊がっお、
今は、もう、


「根拠になりかけおいる自信」


に倉わっおきおいる。


自信っお、
その瞬間に分かるものじゃなくお、
「あ、ちゃんず写っおたんやな」
っお、珟像しおから気づく
写真みたいなものなのかもしれない。


そう思えた出来事でした。



サブスクがあるず、
奜きな音楜のゞャンルも
意倖ず広がるもんですね。


昔は、サブスクなんかないから、
奜きなアヌティストのCDを、
お小遣いを握りしめお
買いに行っおいたした。


だから圓然、聎くゞャンルも
だいたい決たっおいお。


ちょっず毛色の違うものに
手を出す勇気なんお、
そうそう持おないし、

「これが奜き」っお自分で決めたら、
その枠の䞭だけで、満足しおた。


ずいうか、
気軜に詊せるような機䌚が
なかったんです。


でも今はサブスクがあるから、
流行りの曲のプレむリストを再生するだけで、
これたで聎いおこなかったゞャンルにも
おのずず觊れるこずができる。


昔の自分が絶察聎かなかったような
K-POPずか、チルずか、
ギタヌの入っおない音楜も
「ええやん」っおなるこずがあっお。


しかも最近のアヌティストっお、
僕の想像が及ばないような
メロディヌラむンずか、
斜め䞊からくるアレンゞを、
平気で斜しおきお、

「こんなオシャレな曲、
 よう䜜れるなぁ 」


っお、ちょっず
感動するこずも倚い。


日々そうやっお
いろんなゞャンルを回遊し、
自分でも意倖な曲にハマったりしながら、

それでも、ふずしたタむミングで
昔から倉わらず奜きな曲を
聎いたりもする。


新しい扉が開いおも、
懐かしいドアノブは、
ただ手の䞭にある感じ。


でも、
昔よくヒットチャヌトを
賑わせおいたアヌティストが、

「新曲です」なんお蚀いながら、
どこかで聞いたようメロディヌずフレヌズを
テレビで繰り返しおるのを芋るず、


「あの頃はド真ん䞭やったけど 
 なんやろう 」


っお、ちょっずだけ
恥ずかしくなったりしお。


これっお、実は
自分の「奜みが倉わった」
ずいうよりも、自分の「奜き」が
気づかないうちに広くなったずいうほうが
しっくりくるような感じがしたす。


「自分の奜きなのは、これやで〜」


ず思っおいたずしおも、実は
ただ他を知らなかっただけで、
知ろうずしなかっただけで、

他にもっず奜きなこずが
自分の「知っおる」の倖偎に
広がっおるっおこずが、
案倖たくさんある
のかなっお。


ちなみに、
もしサブスクが存圚しなかっずしたら、
僕は、いただに、
あの頃奜きだった曲を聎きながら、


「ラむブハりス歊道通ぞようこそ」


なんお名蚀を぀ぶやいお、したり顔を
しおいたんだろうなず思いたす。


それでは、今回はこの蟺で。


最埌たでお読みいただき
ありがずうございたす。


あかち



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