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「足りない」くらいが、ちょうどいい

最近、食べすぎると胃もたれすることが増えました。
 「あんなに食べなきゃよかった……」
と後悔することも少なくありません。

それなのに、外食に行くと、つい「大盛り」を選んでしまうんです。
若いころの感覚が抜けないのでしょうね。

体はもう大盛りを求めていないのに、頭だけが昔のまま。
そして案の定、
 「大盛りにして失敗した~」
という気持ちになります。

そんなことを何度も繰り返しているので、
 「いい加減、学習しろよ」
と自分に言い聞かせるのですが、いざ注文する段になると、
 「大盛りでお願いします」
と言ってしまう。
なかなか厄介です。


そんな自分に嫌気がさしていたとき、ふと思いました。

今の日本で、いきなり食料がなくなることなんてない。
だったら、大量に食べて体にエネルギーを過剰に蓄えておく必要なんてないのではないか。

食事をして、ちょっと物足りないと感じたなら、次の食事で調整すればいい。
この気づきは、自分の中でわりと大きな転換点になりました。


それからは、1食あたりの量を少なめにするようになりました。

家での食事は、これまでの半分くらい。
大好きなリンガーハットでも「麺少なめ」を選ぶようになりました。

すると、面白いことに気づいたんです。
ちょっと物足りないところで食事を終えると、余韻が残るんですよね。

 「ああ、おいしかったな」
という気持ちが、しばらく続くんです。
満腹で苦しくなるより、こちらの方がずっと心地いい。


さらに、量を減らしたことで、その分だけ質の高いものを買うようになりました。

例えば、これまで
100gあたり200円の豚肉を200g買っていたところを、
100gあたり400円の豚肉を100g買う。

出費は同じです。
でも、満足度は明らかに上がりました。

量ではなく、質を楽しむ。
そんな食べ方ができるようになった気がします。


ただ、一つだけ誤算がありました。

子どもたちの肉は、これまで通り安くて量の多いものを用意していました。
育ち盛りですし、食費もかさみますから。

ところが、食卓で私と妻の皿を見た子どもたちが言うんです。
 「それ、食べたい」
質の良さって、何となくわかっちゃうんですよね。

そう言われたら断れません。
結局、自分たちの肉を差し出すことになります。
でも、うれしそうに食べている顔を見ると、それはそれで満足だったりします。


量を減らして質を上げる。
この食べ方には、満足度が上がるだけでなく、食べすぎないので体重を適正範囲に保ちやすいというメリットもあります。

とはいえ、外食ではなかなか難しいんですよね。
「少なめ」が選べる店の方が少ないですし。

しかも私は貧乏性なので、残すことができません。
だから外食では、食べたいものを選びます。

そして食べすぎたと感じたら、次の食事で量を調整する。
そんなゆるいやり方を続けています。


もしあなたも、「また食べすぎた」と思うことがあるなら、一度試してみませんか。

量を少し減らして、その代わり質を上げる。
同じお金でも、満足度は意外なくらい変わるかもしれませんよ。

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