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BL読者は今、二極化している!?――30代以上と10代の読者層の違い

どのジャンルにも流行りすたりはありますが、
BL小説の業界は今まさに、大きな転換期を迎えていると感じます。
その特徴が如実に表れているのが、「読者層の二極化」です。

BLの読者は大きく2つの層に分かれつつある――
個人的に、今はそれをひしひしと感じています。


🔀異世界ファンタジー vs ゆるふわ青春BL

今のBL小説業界の主流は、ファンタジーものになっています。
ライトノベルでは以前から異世界ファンタジーが席巻していますが、
同じようにBLでも異世界ファンタジーが主流になりつつあり、
もはや「ファンタジーでないと商業化しづらい」
といった風潮さえあります。

BLにおけるファンタジーは、ティーンズラブよりも本格的で、
“ハイファンタジー”と呼べるほど世界観が作り込まれています。
こちらのファンタジーBLを読む層は、以前からBLを読む層、
つまり古参の読者層です。
年齢層で言うと30代~50代、
メインターゲットは40代以降になると思います。
ですので、かなり目が肥えています

BLとTLの両方を編集しているとわかりますが、BL読者のほうが世界観構築に対する期待値が高い印象があります。
そのため、商業BLで異世界ファンタジーを書こうとするなら、
かなりの構成力と完成度が求められます。

一方で、もうひとつの潮流として存在感を増しているのが
「現代×青春×ゆるふわ系BL」です。
このジャンルでは、緻密な世界観よりも、
ふとした瞬間の“胸キュン”や、日常の中のきらめき、
繊細な心の動き
が重視されます。
こちらは、BL漫画やコミックアプリから入ってきた
若い読者層に支持されています。
ですので、ファンタジーを好む古参読者と求めているものが違い、
漫画っぽさや読みやすさ、
BLでありながら普通の恋愛感が求められてきます。

この2つのジャンル――
・しっかり作り込まれた異世界ファンタジー系BL(主に30代〜50代)
・日常系ゆるふわ青春BL(10代〜30代前半)

は、内容も読者層もまったく異なり、
まさに“二極化”が進んでいると言えるでしょう。

📚かつてのBLと、今のBLはどう違う?

以前は、BLにももっと多様性がありました
たとえばサラリーマンもの、アラブもの、極道ものなど、
さまざまな設定の作品が幅広く受け入れられていました。

しかし今は、「読者が何を求めているか」に応じて作品が特化し、
売れ筋が偏ってきている印象です。
こうした流れは、編集者が意図的に作り出しているわけではありません。
むしろ、作家と読者が共に流れを作っているのです。
読者の嗜好が変化すれば、自然とマーケットもそれにシフトします。
そしてその“波”をつかんだ作品が受賞しやすくなり
プロ作家への道も開かれていきます。

💻令和の作家は「反応を読む力」が求められる

昭和の作家
「どんと構えて書きたいものを書き、読者がついてくる」
スタイルだったのに対し、
令和の作家
「読者の反応を見ながら、調整しながら届ける」
スタイルが求められている――そう言えるかもしれません。

今は、WEB投稿サイトやSNSを通じて読者の反応がすぐに返ってきます
これは時に厳しい現実を突きつけられる一方で、
読者と一緒に作品を育てていくような楽しさや、
新しい可能性も感じられる時代です。

読者の反応がすぐにわかる、作者に伝わる、というのは
よい面もあれば悪い面もあります。
SNSに振り回されすぎてしまうと、作家としてオリジナリティを保つのが
難しくなってくる
でしょう。
一方で、以前は遠かった読者との距離が近づいている
というのは作家にとって嬉しい部分もあり、
活用できる人は活用して、どんどん高みに登っていくことができます。

✍️読者ターゲットを明確にしよう

まず大切なのは、「自分がどの読者層に向けて書いているのか」
をはっきりさせること。
異世界ファンタジーの濃厚な世界観を求める読者に向けるのか?
それとも、日常のキラキラした感情のやりとりを好む読者に届けたいのか?

方向性が定まれば、描写もキャラクターも自然と整っていきます。
ターゲットが明確な作品は、コンテストでも評価されやすく、
読者にも届きやすい
です。

🌸作品を磨くには「客観的な視点」が必要

「自分の作品がどちら寄りなのか」
「今の読者に合っているかどうか」

を自分で判断するのは難しいものです。

特に長く書いている人ほど、自分のスタイルに気づきにくくなっていたり、昔の読者感覚のまま執筆してしまっていたりします。
そんなときは、プロの視点で今の市場感と照らし合わせてみることが、
作品を一歩前に進める近道になります。

私の講評サービスでは、
・その作品がどの読者層に向いているか
・今の市場でどう見られるか
・どうすればより「刺さる」形にできるか

という視点から、作品をよりよくするお手伝いをしています。

「この設定でいいのかな?」「流行に合わせるべき?」
「もっと強みを活かすには?」

そんなふうに迷ったときは、ぜひお気軽にご相談ください。

あなたの作品が、“ちゃんと届けたい読者”に届くように。
プロ作家を目指すその第一歩を、全力でサポートさせていただきます。


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