値上げが言い出せなかった私は、+400円の「全種盛り」で客単価を上げた
物価が上がって、そろそろメニューの値上げをしないといけないかも、とずっと思っていました。
うちの看板のバターチキンカレーに使う生クリームやバターは値上がりしているし、ポークビンダルーの豚バラ肉も高くなる一方で。
でも、値上げってなかなか言い出せないんですよね。毎週来てくれる常連さんの顔が浮かんでしまって。
そんな私でも、値札を変えないまま客単価を上げることができたので、今回はその話です。やったことは、+400円の「全種盛り」をメニューに足しただけでした。
きっかけは、気まぐれの数量限定カレー
ある日、仕込みに余裕があったので、いつものバターチキンとポークビンダルーのほかに、気まぐれで数量限定のカレーを作ってみました。
その日、いつもよくしてくれる近くのお店のオーナーさんが来てくれて、こう言ってくれたんです。
「こういうのあるといいよね。全種盛りとかで+料金取れば単価も上がるし、新規のお客さんは頼む人多いと思うよ」
いいアドバイスだなと思いつつ、正直そのときは「私には無理だな」と思っていました。
限定カレーを毎週作らないといけなくなるし、今でも時間はギリギリ。売れ残ったときのロスの管理も難しそうだし…。
なので「自分のお店を持ったら、そういうのもやりたいですね」とお話しして、そのときは終わりました。
無理だと思っていたのに、いつの間にか
それからも、余裕のあるときだけ、たまに数量限定カレーを出していました。すると、常連さんが思った以上に喜んでくれて。
気づいたら、毎週作るようになっていました。
あれ、毎週作れているなら、全種盛りもメニューに入れちゃおう。そう思って、+400円の「全種盛り」を始めました。
全種盛りにすると1,900円くらいになってしまうので、頼む人いるかな?と不安だったんですが、意外とちょこちょこいらっしゃいます。オーナーさんの言っていたとおり新規の方が多くて、なかには毎週全種盛りを頼んでくれる常連さんも。
おかげで数量限定カレーは、毎週売り切れるようになりました。
心配していたロスの話
最初に心配していたロスは、やり方を決めたら増えませんでした。
・数量限定カレーは、怖いので多くても10人前までにする。売り切れやすいし、結果的にレア感も出た気がします
・定番のバターチキンとポークビンダルーは冷凍できるので、余っても大丈夫
それと、やってみて気づいたこともあります。
定番2種の材料の生クリームやバター、豚バラは高いので、同じ値段なら数量限定の方を選んでもらえたほうが、実は原価的に助かる面もあるんです。
一人営業だからこそ、の話
一人で営業していると、こなせる組数には限界があります。なので、お客さん1人あたりの単価を、手間をかけずに上げていくのが大事だなと思うようになりました。
最近は、ドリンクセットにプラス数百円でティーソーダやカフェラテを選べるようにしたり、地味な単価上げもしています。
メニューの値段そのものを上げるのは、やっぱり言い出しにくい。
でも「+400円で全種盛り」のような選べる追加なら、お客さんの方から選んでくれます。私にとっては、これが形を変えた値上げと原価下げでした。
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お店を始めるまでの手順とお金の話は、この記事に全部まとめました↓
開業資金は、30万円だった。週1万円の間借りで始める「週末カフェ」開業の全記録(¥500)
毎週の売上はこのnoteで公開しています。
