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60歳、ゆでガエルにはなりたくない。

ゆでガエル

「ゆでガエル」という有名なたとえ話があります。

カエルを熱いお湯に入れると、驚いて飛び出す。

ところが、ぬるい水に入れて少しずつ温度を上げていくと、変化に気づかないまま、最後にはゆで上がってしまう。

そんな話です。

私は昔から、この短い話が大好きです。

実際には、カエルは危険な温度になれば逃げようとするそうで、科学的な事実としては正しくないようです。

それでも、

「ゆっくり進む変化には、なかなか気づけない」

というたとえとして考えると、人間社会にもよく当てはまる気がします。

昨日と今日では、ほとんど何も変わっていない。

でも、その小さな変化が10年、20年と積み重なったらどうなるのか。

私は昭和40年に生まれました。

あの頃から今を見ると、その答えがよく分かります。

昭和40年から、2026年へ

私は昭和40年、1965年に生まれました。

もし、1965年から一瞬で2026年へ飛んできたら、どう感じるでしょう。

おそらく、まったく別の世界に来たと思うはずです。

多くの人がスマートフォンを持ち、世界中の情報が一瞬で手に入る。

買い物は店に行かなくてもできる。

お金を持ち歩かなくても支払いができる。

遠く離れた人と、顔を見ながら話すこともできる。

そして今では、人間と会話し、文章を書き、絵まで描くAIが使えるようになりました。

昭和40年の世界から突然やってきたら、

「これは本当に同じ世界なのか?」

と思うかもしれません。

でも実際の私は、そこまで大きな違和感もなく、今の世界で暮らしています。

なぜなら、60年かけて少しずつ変わってきたからです。

昨日と今日では、ほとんど変わらない。

でも、それが60年積み重なると、とんでもない変化になる。

私は、その変化の中を世の中と一緒に歩いてきたんだと思います。

変化のスピードが速くなった

これまでの60年も、世の中は大きく変わってきました。

でも最近は、その変化のスピードが、これまでとは次元の違う速さになっているように感じます。

特に大きいのが、AIの登場です。

少し前まで、人間が時間をかけてやっていたことを、AIが短時間でできるようになってきました。

文章を書く。

絵を描く。

資料を作る。

情報を調べ、分析する。

数年前には考えられなかったことが、今では普通にできるようになっています。

そして数年後には、今では想像もできないことが当たり前になっているかもしれません。

そう考えると、

「今まで大丈夫だったから、これからも大丈夫」

とは言えない時代になってきた気がします。

変化の速い時代だからこそ、その変化に気づいていたい。

気づかないままでいると、いつの間にか周りの温度だけが上がっている。

だから私は、できるだけ新しいものに触れていたいと思っています。

だから、私は新しいことをやってみる

世の中の変化を止めることはできません。

だったら、自分の方が変わるしかない。

私はそう考えています。

分からないことがあれば調べてみる。

新しいものが出てきたら、とりあえず触ってみる。

AIもそうでした。

最初から使いこなせたわけではありません。

今でも分からないことはたくさんあります。

それでも使ってみる。

失敗したら、また調べればいい。

noteを始めたのも、その一つです。

60歳になったから、新しいことを覚えなくてもいい。

今までのやり方で十分。

そう考えることもできると思います。

でも私は、そうはなりたくない。

世の中が変わっていくなら、自分も変わっていきたい。

全部についていく必要はありません。

ただ、

「知らないからやらない」ではなく、
「知らないから、ちょっとやってみる」

そのくらいの気持ちは、これからも持っていたいと思っています。

変化できるものが、生き残る

この言葉を、私はときどき思い出します。

最も強い者が生き残るのではない。
最も賢い者が生き残るのでもない。

変化できる者が、生き残る。

ダーウィンの言葉として広く知られていますが、調べてみると本人の言葉ではありませんでした。

【1963年、アメリカの経営学者レオン・C・メギンソンが、ダーウィンの『種の起源』の考えを要約した言葉が、後に少しずつ形を変え、ダーウィンの名言として広まったようです。】

それでも私は、この言葉が伝えようとしていることには共感します。

世の中は、これからも変わり続ける。

そして、その変化はこれからさらに予測しにくくなっていくのかもしれません。

だからこそ、今の場所に安心して立ち止まるのではなく、ときどき周りを見て、

「水の温度は上がっていないか?」

と確かめることが必要なのだと思います。

変化することは、少し面倒です。

新しいことを始めれば、失敗することもあります。

それでも、何もしないでゆで上がってしまうよりはいい。

60歳。

これから先、世の中がどんな世界に変わっていくのかは分かりません。

でも、できることなら、その変化を怖がるのではなく、面白がりながら自分も変わっていきたい。

まだ、ゆで上がっている場合じゃない。


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