「AIっぽい」と言われた記事を、テンプレ化して直した話
「教訓は結局、油断しないことだと思う。」
自分で書いたその一文を読んで、書いた記憶がないような気がした。
Claude Codeに下書きを頼んだ記事だった。現場でヒヤッとした瞬間の話を、誰かに伝えたくて書き始めたはずだった。それが最後まで出来上がると、見出しが3つに整理され、箇条書きが並び、最後は「教訓は結局〜」という一文でまとまっていた。
きれいだった。きれいすぎた。
読んでもらった人に一言で言われた。「AIっぽくて、最後まで読めなかった」。
その時点では、何が悪いのか分からなかった。誤字もない、構成も整っている、むしろ「良い記事」の条件は満たしているはずだった。
後で分かったのは、整っていることそのものが問題だったということ。ヘッジ表現(「〜かもしれない」)を三回重ねていた。箇条書きで感情まで整理していた。そして最後は判で押したように「教訓は」で締めていた。読んでいる側からすると、それは「誰が書いても同じ結論になる記事」に見える。ヒヤッとした話なのに、その話である必要がなかった。
直そうとして、最初は失敗した。「もっと具体的に書く」つもりで肉付けしたら、箇条書きがさらに増えて、もっと"よくできたブログ記事"になった。直せば直すほど遠くなる、という感覚だった。
結局効いたのは、書き方の手順そのものを変えることだった。箇条書きにしていた感情を文章に戻す。ヘッジ表現を数えて削る。「教訓は」で終わる一文を禁止する。そのルールをClaude Codeのスキルとして手順化して、次の記事から使うようにした。
同じことは、noteやXで記事や投稿を書いている人なら誰にでも起きていると思う。丁寧に書こうとするほど、箇条書きと両論併記とヘッジ表現が増えて、読者から見ると「AIが書いた記事」に近づいていく。文章が下手なわけじゃない。整えすぎているだけ。
そのとき作った手順を、Claude Code用のスキルファイルとテンプレートにまとめました。
AIっぽさを消す note/X運用スキットキット
入っているもの
記事構成設計スキル(Claude Code用SKILL.md):「情景→心の動き→だから何」の三段構成のチェック手順。一般論を書きたくなった瞬間に「では自分の場合は」と繋げる判定ルールも内蔵
AIっぽさ排除チェックリスト(PDF):ヘッジ表現・接続詞・箇条書き偏重・両論併記など、直すべき箇所を機械的に洗い出す
投稿テンプレート:note記事・X投稿それぞれの「入り方」の型(場面から始める/セリフから始める/意外な数字から始める 等)
Claude Codeにこのスキルファイルを読み込ませておくと、記事の下書きを頼むたびに、上記のチェックが自動的にかかるようになります。
価格
980円。購入後、スキルファイル(zip)とチェックリストのPDFをダウンロードできます。セットアップは、ファイルをClaude Codeのスキルフォルダに置くだけです。
よくある質問
Q. Claude Code以外(Cursor、Codex CLI等)でも使えますか?
A. スキルファイルはMarkdown+YAML形式なので、そのまま読み込める環境なら使えます。動作を保証しているのはClaude Codeのみです。
Q. 文章を書く仕事をしていないと使えませんか?
A. note記事、X投稿、ブログなど、誰かに読んでもらう文章を書く場面であれば使えます。
Q. 効果はどれくらいで出ますか?
A. 正直に言うと、書く記事によって差があります。何本か書いてチェックリストに慣れてくると、直す時間そのものが減っていく感覚があります。
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