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hoshizoramochi
ドグマ
きょうぎ
「正しいのはうちの教義だ!」
町の広場では、毎日のように協議が開かれていた。
しかし協議の中身は、いつの間にか競技になっていた。
誰が勝つか。 誰が論破するか。 誰が上か。
みんな必死だった。
狭義の教義で協議して、 協議が競技になり、 競技が闘技になりかけた、その時――。
一匹の犬がふらりと現れた。
犬は何も言わない。
ただ尻尾を振りながら、 Aさんにも、 Bさんにも、 Cさんにも近づいていく。
やがて皆が笑った。
「そういえば、何のために話してたんだっけ?」
犬は答えない。
ただ「ワン」とだけ鳴いた。
その日から町の人は、その犬をこう呼んだ。
ドッグマン。
狭義の教義より、 広義の共感。
ドッグマンは今日も、 人間たちの競技を終わらせるために歩いている。 🐕✨
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