コーヒーよりも熱いもの|恋愛創作ゆるキャンプ
いつかはこんな風になりたいと願っていた。
だけどいざそれが現実になると、いろいろ追いつかない。
同じベッドで二人で目覚めること。
毎日一緒の食卓につくこと。
私はずっと夢見てた。
結婚して、三ヶ月。
キッチンでコーヒーを淹れてくれている彼の背中はこんなに近くて、けれどもまだ少し遠い。
私は目が離せない。
「見てた?」
振り返った彼が言った。
「見てない」
「嘘つき」
どぎまぎする私の前に、彼は笑いながらカップを置いた。
見られていたのは、どちらだろう。
ただのはるさんの恋愛創作ゆるキャンプに参加させていただきます。
※書き出しありコース
