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ハプスブルク垝囜/NHK 4KBS プレミアムカフェ...aaltoのちょほほ日蚘@2026.08.28

この「ハプスブルク垝囜」の䞍思議な点は、歊力で無く婚姻で領土を拡倧したずいう、ある意味理解しにくいずころにある。「ハプスブルク垝囜」ずいう囜家の誕生・創生期から滅亡たでを3日間連続しお攟映する。

4KBSなので、芖聎出来る環境が必芁だが、この番組は再攟送で、数幎前にBSで芳た蚘憶がある。

https://www.nhk.jp/g/ts/YLGKWGLR2Q/blog/bl/p1WMGVeAwz/bp/prLpA4Bjdr

意倖ず芋応えがあり、教育番組ずは少し色合いが違うので、興味深く芳た蚘憶がある。

特に領土拡倧を戊争や歊力で無く、平和的な婚姻で行うずいう、垌な斜策ずいうか囜家方針なので、驚くが、高校の䞖界史でそんなこずは教えお貰わなかった様な、既に半䞖玀前だから定かで無いが 。
そんな゚ピ゜ヌドが色々出おくるので、興味深く蚘憶に残るのだろう 。
3回のそれぞれ䞻圹は䞋蚘の

その繁栄の始たりずなったマクシミリアン䞖。

唯䞀の女性君䞻であり、垝囜の発展に尜くしたマリア・テレゞア。

厩壊に向かう垝囜を䞀人背負い続けたフランツ・ペヌれフ。

▌月日月

「ハむビゞョン特集 シリヌズ ハプスブルク垝囜 第回 双頭の鷲わしの䞋に」

初回攟送幎

ペヌロッパに広倧な領土を築き、倚民族を束ねながら「倪陜の沈たない王囜」ず呌ばれる繁栄を享受したハプスブルク垝囜の歎史ず宝物。スむスの小さな城から始たった黎明れいめい期から、䞖玀、マクシミリアン䞀䞖によっお、フランドルの先進的な制床や文化を取り入れ、むンスブルックを拠点に繁栄を築いおいくたでを描く。

▌月日火

「ハむビゞョン特集 シリヌズ ハプスブルク垝囜 第回 女垝 マリア・テレゞア」

初回攟送幎

ペヌロッパに広倧な領土を持ち、「倪陜の沈たない王囜」ず称えられたハプスブルク垝囜。䞖玀、ハプスブルク家の歎史で初めお女性君䞻ずなったマリア・テレゞアが、倚くの障害を乗り越えお暩嚁を確立し、シェヌンブルン宮殿など絢爛けんらんたる文化を花開かせおいくずずもに、垝郜りィヌンを発展させおいった過皋を描く。

▌月日氎

「ハむビゞョン特集 シリヌズ ハプスブルク垝囜 第回 矎しく青きドナり」

初回攟送幎

ペヌロッパに広倧な領土を持ち、「倪陜の沈たない王囜」ず称えられたハプスブルク垝囜。幎の即䜍盎埌から、民族独立運動の台頭にさらされた皇垝フランツ・ペヌれフが垝囜を必死に束ねようずしながらも、第䞀次䞖界倧戊に突入、やがお垝囜の厩壊を招く過皋を远う。皇劃゚リザベヌトやりィヌンに花開いた新しい文化を亀えお描く。

NHK HP より

䜕時ものようにこれも資料や小説をチャッピヌに蚊いおみた。

もちろん。点数は「䜜品そのものの優劣」ではなく、ハプスブルク垝囜を知る入口ずしおどうかずいう芳点で、★5点満点にしたした。文孊䜜品の堎合、「歎史理解」は史実の説明量ではなく、垝囜の瀟䌚・民族・官僚制・軍隊・厩壊の感芚がどれだけ掎めるか、で評䟡しおいたす。

ハプスブルク垝囜を知るための10冊

順䜍䜜品・著者皮類読みやすさ文孊性歎史理解私ならこう読む1『ラデツキヌ行進曲』ペヌれフ・ロヌト小説★★★★☆★★★★★★★★★★たずこれ2『昚日の䞖界』シュテファン・ツノァむク回想録★★★★★★★★★★★★★★★垝囜の「内偎」を知る3『兵士シュノェむクの冒険』ダロスラフ・ハシェク小説★★★★★★★★★☆★★★★☆垝囜を笑いながら理解4『皇垝廟』ペヌれフ・ロヌト小説★★★★☆★★★★★★★★★☆垝囜消滅埌を読む5『ハプスブルク家』江村掋歎史曞・新曞★★★★★★★★☆☆★★★★★歎史の骚栌を䜜る6『特性のない男』ロヌベルト・ムヌゞル小説★★☆☆☆★★★★★★★★★★垝囜末期の粟神を読む7『ハプスブルク家』菊池良生歎史曞・新曞★★★★★★★★☆☆★★★★☆王朝史の入門8『ドナり』クラりディオ・マグリス玀行・文化史★★★☆☆★★★★★★★★★☆「䞭欧」ずいう䞖界を芋る9『果おしなき逃走』ペヌれフ・ロヌト小説★★★★☆★★★★★★★★☆☆垝囜厩壊埌の人間10『反逆―ある戊争障害者の物語』ペヌれフ・ロヌト小説★★★★☆★★★★☆★★★★☆垝囜末期→戊埌瀟䌚

特に䞊䜍4冊には、かなりはっきりした圹割の違いがありたす。

1䜍 ペヌれフ・ロヌト『ラデツキヌ行進曲』

総合ではこれが䞀番です。

トロッタ家䞉代の栄枯盛衰ず、オヌストリアハンガリヌ垝囜そのものの老衰が重なっおいきたす。1859幎゜ルフェリヌノの戊いから第䞀次䞖界倧戊たでを背景にしおいお、岩波文庫では䞊䞋巻で刊行されおいたす。(千葉県立図曞通)

この䜜品のすごさは、垝囜厩壊を政治史ずしお説明しないずころです。

老皇垝フランツ・ペヌれフ、軍服、圹人、囜境の駐屯地、将校クラブ、鉄道、祝祭、民族問題  。

それらが少しず぀叀びおいく。

読者は途䞭から、

「この䞖界はもう長くない」

ず感じ始めたす。

でも登堎人物たちは、その䞖界から降りるこずができない。そこに匷烈な哀愁がありたす。

読みやすさ 4文孊性 5歎史理解 5



2䜍 シュテファン・ツノァむク『昚日の䞖界』

小説ではありたせん。実際にハプスブルク垝囜末期のりィヌンで育った䜜家の回想録です。

1881幎りィヌン生たれのツノァむクが、少幎時代から第䞀次䞖界倧戊、垝囜厩壊、ナチス台頭たでを振り返りたす。みすず曞房版は党2冊。(MSZ)

ここでは政治制床以䞊に、カフェ
オペラ・音楜
劇堎
å­Šæ ¡
新聞
ナダダ系垂民
りィヌンの知識人瀟䌚


が芋えおきたす。

『ラデツキヌ行進曲』が垝囜の骚栌ず死なら、

『昚日の䞖界』は垝囜で暮らした人間の蚘憶。

この二冊は非垞に盞性がいいです。

読みやすさ 5文孊性 5歎史理解 5



3䜍 ハシェク『兵士シュノェむクの冒険』

これが意倖に重芁です。

第䞀次䞖界倧戊䞭のオヌストリアハンガリヌ軍を、培底的に茶化した小説。

䞻人公シュノェむクは、軍の呜什に異垞なほど忠実。しかしその結果、軍隊の銬鹿銬鹿しさが露呈しおいきたす。

ここで芋えおくるのが、

巚倧な倚民族垝囜を官僚制ず軍隊で維持するこずの滑皜さ

です。

チェコ人の目から芋たハプスブルク垝囜なので、『ラデツキヌ行進曲』ずは䞖界の芋え方がたるで違いたす。

ロヌト
→「倱われた垝囜ぞの哀惜」

ハシェク
→「こんな垝囜、そりゃ厩壊するよ」

くらい違う。

読みやすさ 5文孊性 4歎史理解 4



4䜍 ペヌれフ・ロヌト『皇垝廟』

『ラデツキヌ行進曲』を読んだら、次にこれ。

垝囜がなくなった埌の人間を描きたす。

ここで初めお、囜家が消滅するずはどういうこずなのか

ずいう問題が浮かび䞊がりたす。

珟代日本にいるず想像しにくいのですが、1918幎には本圓に、

昚日たで自分が属しおいた囜家そのものが消える

ずいう経隓を䜕千䞇人もの人がしおいたす。

ロヌトはその喪倱感を文孊にしたした。

読みやすさ 4文孊性 5歎史理解 4



5䜍 江村掋『ハプスブルク家』

ここで䞀床、小説から歎史曞ぞ。

マリア・テレゞア、ペヌれフ2䞖、フランツ・ペヌれフなどを軞に、

そもそもハプスブルクずは䜕だったのか

を敎理するのに向いおいたす。

文孊だけ読んでいるず、

「なぜりィヌンの皇垝がチェコやハンガリヌやクロアチアたで支配しおいるのか」

ずいう基本構造が分かりにくい。

ここで王朝史を䞀本入れるず、『ラデツキヌ行進曲』の理解が䞀段深くなりたす。

読みやすさ 5文孊性 3歎史理解 5



6䜍 ロヌベルト・ムヌゞル『特性のない男』

これは「面癜いからぜひ」ず気軜には蚀えたせん笑。

ものすごい小説ですが、ものすごく長い。

1913幎、第䞀次䞖界倧戊盎前のオヌストリアハンガリヌ垝囜が舞台です。

ムヌゞルは垝囜を「カカヌニ゚ン」ずいう半ば架空の呌称で描き、貎族・軍人・官僚・知識人が延々ず議論する瀟䌚を颚刺したす。

日本語蚳も耇数あり、1960幎代の新朮瀟版のほか、珟圚確認できる新しい邊蚳もありたす。(囜立囜䌚図曞通サヌチNDLサヌチ)

読んでいるず、

「これだけ頭のいい人間が集たっおいるのに、なぜ䜕も決たらないのか」

ずいう奇劙な䞖界に入っおいきたす。

それ自䜓が末期ハプスブルク垝囜の比喩になっおいたす。

読みやすさ 2文孊性 5歎史理解 5



7䜍 菊池良生『ハプスブルク家』

こちらも入門曞。

江村掋の本ず倚少重なりたすが、王朝の人物関係を远いやすい。

ハプスブルク家には、

「戊争は他囜にさせよ。幞いなるオヌストリアよ、汝は結婚せよ」

ずいう有名な王朝戊略がありたす。

スペむン、ボヘミア、ハンガリヌなどぞ勢力を䌞ばし、ペヌロッパ史最倧玚の王朝になった仕組みを理解するには、たず人物䞭心の歎史曞が䟿利です。

読みやすさ 5文孊性 3歎史理解 4



8䜍 クラりディオ・マグリス『ドナり』

これは少し倉化球ですが、私ならぜひ入れたい。

ドナり川を蟿りながら、

ドむツ
→オヌストリア
→ハンガリヌ
→バルカン

ぞ進んでいく巚倧な玀行文孊です。

ハプスブルク垝囜を単なる「オヌストリアの垝囜」ず考えるず、本質を芋倱いたす。

むしろ、

ドナり川流域の倚民族・倚蚀語文化圏

だった。

マグリスを読むず、この感芚がかなりよく分かりたす。

読みやすさ 3文孊性 5歎史理解 4



9䜍 ペヌれフ・ロヌト『果おしなき逃走』

第䞀次䞖界倧戊埌。

戊争から戻っおみるず、昔の䞖界がなくなっおいる。

「垰るべき堎所」が消倱した人間を描きたす。

ハプスブルク垝囜の面癜さは、実は厩壊埌に䞀局よく分かる。

垝囜が消滅したこずで、

オヌストリア人
チェコ人
ハンガリヌ人
ポヌランド人
ナダダ人
クロアチア人  

ずいうアむデンティティの問題が䞀気に衚面化したからです。

岩波文庫にも邊蚳がありたす。(読曞メヌタヌ)

読みやすさ 4文孊性 5歎史理解 3



10䜍 ペヌれフ・ロヌト『反逆―ある戊争障害者の物語』

これはちょうど2026幎1月に新しい邊蚳が出た䜜品なので、今回あえお10冊に加えたい䞀冊です。囜立囜䌚図曞通にも関西倧孊出版郚刊・林英哉蚳ずしお登録されおいたす。(囜立囜䌚図曞通サヌチNDLサヌチ)

第䞀次䞖界倧戊で身䜓を傷぀けた元兵士が、垝囜厩壊埌の瀟䌚に投げ出されたす。

華麗なりィヌン宮廷ではなく、

垝囜に忠誠を尜くした普通の人間は、その垝囜がなくなった埌どうなったのか

ずいう偎から読めるのが面癜いずころです。

読みやすさ 4文孊性 4歎史理解 4



私なら、この順番で読む

10冊党郚を順番に読む必芁はありたせん。5冊だけ遞ぶなら、むしろこちらです。

① 江村掋『ハプスブルク家』
 ↓
たず「誰が誰で、どんな垝囜だったか」をざっず把握。

② ペヌれフ・ロヌト『ラデツキヌ行進曲』
 ↓
垝囜を歎史ではなく「生きた䞖界」ずしお経隓する。

③ ツノァむク『昚日の䞖界』
 ↓
実際のりィヌン垂民の蚘憶を重ねる。

④ 『兵士シュノェむクの冒険』
 ↓
チェコ偎から芋るず垝囜がたったく別物に芋えおくる。

â‘€ ロヌト『皇垝廟』
 ↓
1918幎に垝囜が消えた埌たで芋届ける。

この5冊を読めば、かなり立䜓的になりたす。

そしお、ここがハプスブルク垝囜の面癜いずころです。

普通なら「衰退しお滅びた巚倧垝囜」で終わりそうなのに、文孊を読むずむしろ、滅びた埌になっお人々が「あの垝囜はいったい䜕だったのだろう」ず考え続けおいるこずが芋えおきたす。

その点では、ロヌトの**『ラデツキヌ行進曲』→『皇垝廟』ず、ツノァむクの『昚日の䞖界』**の3䜜が栞心だず思いたす。ムヌゞルは、その3冊を読んで「もっず深く朜りたい」ず思ったずきで十分です。


ずいう事なので、ペヌれフ・ロヌト『ラデツキヌ行進曲』を隣町の図曞通に予玄したが 、「地図ず拳」が未だ半分も終わっおいない。「反ミヌス郚門は存圚しない」はようやく読了したが...ちょほほ。


いいなず思ったら応揎しよう