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倧きな郜䌚ず小さな少女 『モモ』で芋぀める童心ず珟代瀟䌚

倧人になっおから児童文孊にも惹かれるようになり、この頃はすっかり芪しみを感じるようになりたした

【 MOMO 】

タむトルは児童文孊曞『モモ』の小題
「倧きな郜䌚ず小さな少女」から匕甚しおおりたす

著者はドむツの䜜家
ミヒャ゚ル・゚ンデ / Michael Ende

1973幎に出版され、元々名前が知られおいた著者の新䜜はたたたく間に倧ヒット ずはならず
䞖間は圌の存圚を぀かの間忘れおいたようです
出版に挕ぎ着くたでにも玆䜙曲折あったずか

出版埌じわじわず話題になり、売れ行きが䌞びた翌幎の1974幎に『ドむツ児童文孊賞』を受賞したこずでその地䜍を確立させたす。増刷は半䞖玀以䞊経過した今でも続いおおり、䞖界䞭で愛されるロングセラヌずなりたした

日本でも『モモ』は児童文孊曞ずしお最初に名前が挙がる王道の䞀冊ですね。1976幎に倧島かおりによっお翻蚳され、岩波曞店から出版されたした

䞖界における囜別の『モモ』の発行郚数をみるず、日本はドむツに次ぐ2番目のセヌルスを蚘録しおいたす。本囜ドむツでの人気は然るこずながら、日本でも根匷い人気があるず蚀っお差し支えないでしょう。実際にわたしも、子どもの頃に『モモ』を倧人から勧められた蚘憶がありたす

【 鮮やかなオレンゞ色のハヌドカバヌ 】
文庫本のほか蔵曞版も展開されおいたす

お気に入りすぎお䞀時期はかばんに入れお持ち歩いおいたした。かくしお内偎には憧れのチェリスト䌊藀悠貎さんのサむン入り ❀


『モモ』  ã®ã‚らすじ

がろがろの服を着お廃墟ずなった円圢劇堎に䜏む颚倉わりな少女「モモ」は、どこからずもなく珟れお、町のみんなが気づいたずきには階段に座っお遊んでいたした

モモは特別な才胜に恵たれおいたわけではありたせんでしたが、お話を聞くこずにかけおは誰もモモに敵う人はいたせんでした。モモは気の利いた盞槌を打぀わけでも盛り䞊げ䞊手なわけでもなかったのに、モモに話を聞いおもらうず盞手はすっかり心が軜くなっお、前向きになったり喧嘩盞手ず仲盎りできたりしたす

町のみんなはモモに䌚うために
遠くからでも円圢劇堎ぞず足を運びたす
それなのに、悪事を䌁む「時間泥棒」たちがモモを危険人物ず芋なしお怪しげな動きを始め  

❄

このお話をあえお
ざっくばらんに蚀っおしたうなら

『モモ』は珟代人の時間感芚や䟡倀芳に譊鐘を鳎らした䜜品ずも蚀えるでしょう

幎霢や性別、時代を越えお愛され続けるのは
その物語が読者に向けお普遍的か぀哲孊的な問いを投げかけおいるからです

さらに蚀うず『モモ』は19䞖玀以降に急速に広がった資本䞻矩瀟䌚を颚刺しおいるずも蚀われおいたす
「コスパ」「タむパ」ずいった蚀葉がわたし達の間にもすでに定着しお長いように、物事や思想に瀟䌚的な「意味」を芋いだせなければ「無駄」だず切り捚おおしたう颚朮ですね

蚀うなれば「児童文孊」ずいう
芪しみやすい圢をずった「哲孊曞」 

読み方次第でたったく別の解釈ができるのは
優れた本が持぀魅力のひず぀ですね

❄

今は違っおいるず信じたい ですが
わたしの幌少期はモモのように聞き䞊手な子どもではなく、むしろ ほずんど正反察に近い
率盎に蚀えばじっずしおいられない子どもでした

色んなものにぱっず興味を惹かれお
気が぀けば考えるより先に䜓が動いおいたした
本を読む倧人びた同玚生に憧れおはいたものの、図曞宀から本を借りおも読たないたた返华しお、宿題そっちのけで飛んできた蝶やトンボを远いかけお遊んでいたした

それゆえ残念ながら
わたしがたさに子どもだった幌少期は
『モモ』を読むこずなく過ぎ去っおいきたしたが

「倧人になっおからも折に觊れお名前が䞊がるその䜜品を、い぀かきちんず読んでみたい」

そんな想いを匕き出しにずっず仕舞っおいたした

【 本棚で埅っおいおくれた 】

先ほども申し䞊げた通り『モモ』は児童文孊ずいう立ち䜍眮にありながらもテヌマに普遍性があり、哲孊的な問いが内圚しおいるため
端的に蚀えば芋かけによらず、耇数の芁玠から構成された䜜品であるように感じたした

ただ、やはり『モモ』が子ども向けず玹介される所以でしょうか
党䜓的にひらがなが倚く、登堎人物の心情を語り手が解説しすぎおいるこず。たずえ話が倚く文章も翻蚳特有の蚀い回しをあえお残しおいるのか、人によっおは読みづらさを感じるかもしれたせん。良くも悪くも文䜓に幌さが残っおいるので、物語に入り蟌むたでに個人差がありそうです

それでも、わたしはすごく奜きでした
自信を持っおおすすめできるし、奜きな人はずこずん奜きになれる䜜品だず思いたす

❄

電車に乗れば、街に出れば
はたたたSNSやむンタヌネットでも

文字や写真の広告媒䜓を介した「誰か」の芖線を感じお、䜕だかちょっぎり疲れちゃいたした
そろそろ、ふわふわ浮かんでいきたいお幎頃です

 さすがに蚀い過ぎたしたが ( ↑ )  ç¬‘

それでも、「若者は病んでいる」ずか「珟代人が病んでいる」だずか
そういうのじゃなくおもっず倧きくお根源的な「瀟䌚」そのものが疲れおいるのではないかず

わたしたちもっず他者に寛容で、それでいお自分にも優しくなれたらいいのにず願うばかりです

❄

モモが時間泥棒から取り返した「呜の花」はひず぀ずしお同じものはなく、たたどの蕟も花が咲けば「これこそが䞀番矎しい花だ」ず思えるものでした

花は䞀床開いおしたえば枯れる宿呜にありたすが
かず蚀っおそれを理由に楜な道ばかり遞んだり、嫌なこずを埌回しにしたりせず

誠実に「今」を生きる姿勢が
「未来」の自分や誰かを倧切にするこずぞず繋がっおいくように

遠回りに思えた道が、もっずも孊び倚く楜しい道だったのかもしれたせん

子どもじゃなくおも、倧人になった今でも
絵本や児童文孊は面癜いです

たた本をご玹介したすね、ごきげんよう

いいなず思ったら応揎しよう

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