【金融】まばゆいばかりに輝くシニア期の到来|留学生が選ぶ日本企業とは?
書き手:法政大学経営大学院教授/元いちよし証券(株)社長 山﨑泰明
毎年、大学院の授業で「ストックリーグ」を取り入れています。
学生各自が、日本もしくは米国の株式や投資信託に1,000万円を投じると仮定し、パフォーマンスを3か月間に渡り競うゲームです。
当然、仮想売買であり、ファイナンスの授業ということもあって、投資を少しだけ身近に感じてもらう策です。
今年の履修者に韓国からの留学生がいます。
彼が選んだ銘柄は5つ。
米国株の3銘柄は、すべてテクノロジー企業です。
日本企業の2銘柄は、オリエンタルランドとユニバーサルエンターテインメントでした。この2社は素晴らしい企業です。ただ、ちょっと寂しい気持ちにもなりました。外から見た場合に日本のテクノロジー企業に魅力は感じてもらえないのかな、と思いました。
私は、高度経済成長(1954年12月~1973年11月)の
真っただ中に生まれました。
「昨日より今日はよくなる、明日はもっとよくなる」
という考え方が社会に浸透しており、
「株や土地はずっと上がり続ける」
という土地神話や株高神話が信じられていた時代です。
これらの神話を誰もが信じ、
国民の中に共同幻想として根付いていました。
その後、高度経済成長のあだ花のような
1980年代のバブル期が泡となり、
「失われた10年、20年、30年」を
日本は過ごすこととなりました。
ただ、昨今、社会の空気が変わってきていると思いませんか?
不動産価格や株価は元気を取り戻し、物価や賃金も上がりつつあります。
ニッポンが新たなフェーズに入ったように感じます。
元気なウーマン首相が登場し、根詰まりを起こしているニッポンを変えようとしています。往時の神話とまではいかなくても、国民が希望を持てる新たな“物語”が提示され、その物語が国民の中に根付く時代へと。
高度経済成長期に生まれ、バブル時代に社会に出た私たちの世代。
そして迎えたシニア期になった今、まばゆいばかりに輝くニッポンを取り戻したいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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