2026年9月5日15時40分発表短期予報解説資料
1.実況上の着目点
① 互いを反時計回りに回るよ うに、台風第24号が東シナ海を南下し、熱帯低気圧が日本の南を北上。南西諸島近海では激しい雨や非常に激しい雨を解析し、 雷を検知。
② 前線が日向灘付近から日本の南を通って日本の東にのびて、ほとんど停滞。前線近傍の日本の南~日本の東で発雷。
③ 優勢な上層リッジに対応する高気圧が中国東北区を東南東へ移動。上層トラフが北日本を通過中だが、②の前線北側の寒 気に対応し、中国東北区の地上の高気圧が北日本付近に張り出している。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の台風は6日にかけて沖縄の南に南下した後は東よりに進路を変えて7日にかけて日本の南に 進む。1項②の前線は、6日にかけてほとんど停滞するが、7日は500hPa 5820m付近のトラフの接近に伴 い北上し、7日夜までに三陸沖に前線を伴う低気圧が発生して北東進する。熱帯低気圧は日本の南を北 上して7日朝までに四国の南で前線に取り込まれて不明瞭になるが、熱帯低気圧周辺やその東側を北上 する一段と湿った空気が前線に向かって流れ込むため、6~7日は前線近傍の対流活動が活発となる。 台風周辺の下層暖湿気や前線に向かう下層暖湿気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴 う激しい雨や非常に激しい雨が降って大雨となる所がある。台風や前線の動きが遅いため同じような 地域で大雨が続く可能性や、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所では普段より少ない雨量でも土砂 災害の危険度が高まりやすいことに留意。また、前線近傍を中心に積乱雲が組織化しやすいことにも 留意。九州南部では7日にかけて、東北地方では7日は、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、 河川の増水や氾濫に警戒。南西諸島では6日にかけて、西日本では7日にかけて、東日本では6~7日は、 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒。東~西日本と南西諸島では7日にかけて、北日 本では7日は、落雷、突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
② 2項①の台風、熱帯低気圧、前線、低気圧の影響で、強い風が吹き、波がうねりを伴い高くなりし ける所がある。東~西日本と南西諸島では7日にかけて、北日本では6~7日は、強風や高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本で、量的予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
①雨量(18 時からの24 時間):東海200、九州南部180、関東甲信・近畿・沖縄150、四国120 ㎜。
②波浪(明日まで):奄美・沖縄5、東海・近畿・四国4、その他広い範囲で3m。
5.全般気象解説情報発表の有無
「台風第24 号」を17 時頃に発表予定。
量的な予報については、今後の状況により変化する場合がありますので、注意報・警報や全般気象情報等に記述する数値を利用願います。
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