「ちんばのネコ」だから面白い筈でしょう?!=大詩人の詩集はオッケーなのに合唱曲にしたとたん放送禁止用語扱いされた「さあ大変!」=
<「ちんばのネコ」だから面白い筈でしょう?!=大詩人の詩集はオッケーなのに合唱曲にしたとたん放送禁止用語扱いされた「さあ大変!」=>
日本の法律が芸術家に牙を剥く公権力の介入事件。
詩人の阪田寛夫さんと作曲家の大中恵さんは、日本を代表する芸術家であると同時に、
いとこ同士だということもあり、数々の名曲名作を生み出している。
特にお二人とも敬虔なクリスチャンでもあるため神様にまつわる歌も数多い。
大中さんは名門東京都立西高校の第一回目の卒業生でもある。
さて、どんな介入事件があったのか?
阪田寛夫作詩・大中恵作曲
指揮・大中恵 演奏:コールMEGで初演されそのままレコードにプレスされた。
この当時はまだレコード黎明期でもあり、ライブ演奏のそのまま録音、というスタイルは結構盛んに用いられた。
さて、この介入はごくごく限られた人たちへプレスされたあとおきた。これは販売できない、放送できないというのだ。
3曲目のマンモスという曲に使われている歌詞がダメだというのだ。
それは変だと阪田寛夫さん。自分の詩集はとうの昔に出版されており何度も版を重ねている。
発禁されるなんて心外だ!と。大中さんも信じられないといって憤った。
詩は文学作品=芸術なので書かれたとおりに印刷されねばなりません。
しかし
合唱は大衆芸能なんだから放送禁止用語は使えません!と言われたのだ。
なのにライオン王さんについてきたのがナメクジと「ちんばのネコ」とはけしからん!というわけだ。
で、「とんまのネコ」がついてきた、に録音しなおしてプレスをしたといういわくつき」の合唱曲。
詩は読み上げることを前提とした音声としての妙がある芸術作品でもある。
ちんばのネコだから面白いのであって、とんまのネコじゃあ響きもよくないしリズムも変わってしまう。
このYouTubeは初演のままの録音なのでおそらく合唱センターや合唱仲間の中で流布されていたコールメグの初演版を音源にしている貴重なものだ。
東芝EMIでプレスしたときは「とんまのネコ」にしなければならなかったという。
「島よ」論争で登場する福永陽一郎氏も、こればっかりは公権力の介入に怒りを隠さなかった。
ちんばのネコだから面白いのよ。この曲の作曲技法でも「ちんば」の「ち」がキレイに組み合わされて「ライオン王さん」の威儀をただした行進に陰口をたたく人々のひそひそ声が見事に演出されていて
「さあ!たいへーん!」ってなるからドラマチックになる。小曲といえどちゃんと計算尽くされている。
だのになにさ!てわけだ。
とにもかくにも、放送禁止だのなんだのと自分たちの文化に根付いていないまんまひけらかして振り回している連中は一体どんな王さんのもすそに続いて歩いていたんだろうか
そもそもお「身体障がい」が駄目で「精神障がい」はオッケーって差別じゃん。
「さ~あ大変!!さあ大変!!」
日本のアンデルセンともいうべき妙なわけだ。
どうぞご堪能いただきたい。
「ひよっこ」はイースターをたたえる歌。
イースターイースター日の光
ガリラヤの渚に、青い貝殻いっぱい咲いて、
ひよこは空へ駆け上る!
ヘタな合唱団が歌うと「青い貝殻一杯最低!」に聞える耳に優しくとても難しい曲でもある。
混声合唱曲集「わたしの動物園」
01 00:03 てんとうむし
02 01:27 河童
03 04:49 マンモス
04 06:47 おのこおみな
05 09:11 からす
06 11:51 ひよっこ
混声合唱曲集「日曜学校のころ」
07 13:21 カミサマ
08 14:28 ああめん そうめん
09 15:37 はこぶね
10 18:08 オイノリ
11 19:25 牧師さんの女の子
12 20:57 さんびか
