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予告編としてのゴリラ流の身体操作 勁②

予告編として、まずは全体の概略を ご紹介させていただきます。
前回①として、ゴリラのご紹介を致しました。

熊や像から身を守ろうとできるのは、一体どの様なものなのかを
来月以降、簡単ですが、まず先に 言葉で記述しておきます。完結③編へ

私の観察では、強靭な ゴリラさんの身体操作には、
大きく分けて三つの対応パターンが、存在していると考えています。


一つ目:物体を振り回す際に見せる動き

一つ目は、ゴリラさんが物体を 振り回す際に見せる動きです。

この動きは、単なる筋力によるものではなく、
全身を一体として使う運動連鎖によって成立しています。
ここで思い起こされるのが、大リーガーの大谷翔平選手です。

大谷選手は二刀流として、打撃と投球の両方で
卓越した結果を出していますが、
その両者には共通して、同一の身体原理に基づいた動作
感じられます。

多くの方が、その活躍を 心から喜ばれていることでしょう。

さらに、そのメジャーリーグにおける打撃技術の本流をたどると、
バリー・ボンズ選手の存在が、浮かび上がります。
この二者の技術的な系譜を 踏まえることで、
ゴリラさんの「動きながら発揮されるパフォーマンス」の本質が、
見えてきます。


二つ目:纏絲勁(てんしけい)

二つ目が、中国武術における**纏絲勁(てんしけい)**です。

纏絲勁とは、総合勘案して
相手から加わる力を 正面から受け止めるのではなく、
螺旋(らせん)状に 巻き取りながら受け流し、
全身へと分散・処理していく身体操作
を指します。

力の大きい攻撃では、 地球ゴマの内部の回転で受ければ、
攻撃側に大きな損傷が、生じます。
そのため格闘家のプロは、纏絲勁は「力を反らす」「流す」に対抗策として
損傷を避けるため、意図的に別のベクトル(方向性)を加える処理を
行っています。

このとき、受ける側の身体構造は、
一本の硬い棒ではなく、竹の幹のように節を持ち、しなやかで折れにくい構造を成しています。
だからこそ、大きな力を受けても ヘラクレーンの様に 抑制できます。

ゴリラさんの身体能力もご紹介して行く中では、
運動してくる物体や相手の力に対して、
この纏絲勁を 天性の身体能力として自然に用いているのであろうと
お察し頂けるのではと思います。


三つ目:最も強力な天性 ― 寸勁

三つ目が、最も強力な天性として働く寸勁です。

ゴリラさんの身体能力は極めて優れており、
相手が、それらの動きに対応できていない場合、
あたかも 相手の動きを逆再生するかのように読み取り
その力を纏絲勁によって 受け止めている構図が、自然と成立します。


動物同士の力学的な関係性

このような前提に立つと、次のような現象も理解しやすくなります。
もちろん、一撃だけではないにしても、効果抜群です。

  • 象やワニに大きなダメージを与える

  • サイであっても、そのタッチによって倒れ込む

  • イノシシの体当たりには、纏絲勁で対応する

  • 熊や象に対しては、体当たりによって力を逃がす

この際、ゴリラさん自身は、
**重力と地面の間に存在する「ツイストハンドル」**のような役割を果たしています。


トリプルジョイントとしての身体構造

ここで重要なのが、ヘラクレーンのトリプルジョイントという考え方です。

ゴリラさんの身体では、

  • 脚部

  • 腕部

  • 体幹部

それぞれが独立して機能するのではなく、
**縦方向のダンパー(衝撃吸収装置)**として連動しています。

関節が一方向に固定されるのではなく、
複数の関節が同時に可動することで、
力は一点に集中せず、螺旋状に分散されます。

この結果、
脚や腕はそれぞれがトリプルジョイントとして機能し、
全身で力を受け、全身で処理する構造
が成立しているのです。


言葉では伝えきれない実感

文面だけでは詳細をすべてお伝えしきれませんが、
「実際にこのようなことが起こり得る」という点にこそ、
この話題の面白さがあります。

ヘラクレーンの形状は、トラス構造として外見上も明確に現れています。
それでも、このような動きが可能であるとは、
これまで体感したことがなければ、にわかには想像しにくいでしょう。


相手の力を利用するという感覚

相手の力を利用するかどうかは、
たとえば、通常の動作で腕を伸ばしてきた相手を、
合気道の先生が「動いている存在そのもの」として捉える感覚に
近いものがあります。

ですので、相手や物体が静止している場合であっても、
こちら側の内部動作によって 仮想的な運動方向の生成が、
ゴリラ側にその流れに準じて 天性の身体操作を一致させることで、
ゴリラさん流の寸勁としての瞬間的な衝撃が、相手に伝達されます。


ご案内と今後の展望

ヘラクレーンの会員登録をして、ぜひご覧ください。
(なお、フローの途中で中断している箇所があるのは、会員様からのご要望によるものです。ご理解いただけますと幸いです)

実際のFacebook動画の中から、
どの場面がこれらに該当するのかを、ゆっくりとご紹介していく予定です。

固定概念や既成概念を払拭した動きは、
形から理解を始めるAIにとっても、概念として入力することで
さらなる学習が可能になります。

ただし、一線を越えると 非常に迷惑な存在となり得るため、
具体的な技術内容には一切踏み込みません。ご了承ください。


結びに

世界中では、固定観念を打ち破る技術が、日々生まれ続けています。
もちろん、日本でしか生まれ得ない、極めて高度な技術も存在します。

しかし、ぬるま湯に浸かったままでは、
いずれAI自身 取って代わる時代が、訪れるとなると、
どうやって挽回できるでしょうか。

そうならない備えとしても、
前もって 驚きと発見を積み重ね、
今後の日本の技術を さらに磨いていってほしいと願っています。

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