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ンブシー、がってぃんならん

 シブインブシー
 ナーベラーンブシー
 デークニンブシー

 娘の給食の献立表を眺めていたら、見慣れない言葉が並んでいた。英単語帳なら、そっと閉じるページである。どこで区切るのかすら分からない。発音問題で出されたら、最初のアクセントから自信がない。

 献立表には、ほかにも知らない単語が並んでいた。

 クーリジシ、イナムドゥチ、スンチーイリチー、ウンチェーバーイリチー、チムシンジ、カンタバージューシー、ドゥルワカシー、アガラサー。

 ……呪文やない。

 すべて沖縄料理である。

🌺

 僕は二十年以上、沖縄で暮らしていた。だから「沖縄料理なら、まあまあ分かりますよ」という顔くらいはできる。ゴーヤーチャンプルーもジューシーもタコライスも知っている。ポーポーやヒラヤーチーあたりも見覚えがある。

 ところが、献立表を渡された途端、偏差値がガクンと落ちた。試しに声に出してみる。

 「ナーベラーンブシー」

 ……噛まずには言えた。イントネーションが合ってるかは知らん。

 そもそも「ナーベラーンブシー」と読めたところで、皿の上に何が乗っているのかが一向に見えない。

 ナーベラーがヘチマだとは知っている。大阪に住んでた小学生時代、理科の授業で育てた記憶もある。ただし、当時の使用用途はタワシである。
 まさか数十年後、給食の献立表で再会するとは思うかい。食卓へ上がるなんて聞いとらん。

🌺

 妻は給食が余ると、ときどき容器へ入れて持って帰ってきた。
 食卓に置かれた容器のふたをパカっと開けると、煮崩れて原型を留めてない何かが入っている。

 「これ何?」
 「デークニンブシー」
 「……???」

 僕が聞きたいのは料理名ではなく、このドロドロした茶色い物体がなんなのかである。「デークニンブシー」に「デークニンブシー」を返されても、僕の語彙力は一ミリも上がらない。

 文字を見ても分からない。名前を聞いても分からない。そして恐ろしいことに、実物を見ても「???」。ひとくち食べて「なるほど。これがデークニンブシーか!!」ってなるかい。

 娘は幼稚園のころから、こんな給食を食べて育った。

 「給食で、一番好きやったん何?」

 「カレー」

 妻は、名前を聞いてもでーじ分からん煮物や、途中で聞くのもあふぁーな炒め物を、食卓へ持ち帰る。

 しかし、カレーを見た記憶は一度もない。

 いっぺーまーさんどー!



 めんそーれ、工場長🌺

 ンゴロンゴロ・クレーター国立公園へ逃亡中とのことですが、その前に沖縄へ寄っていきませんか?

 ナーベラーンブシーでも食べながら、ゆっくりゆんたくしましょう。

 ……刑期について🚨あっ、また「ん」です🚓💨

8月23日追記|【バトン人数変更のお知らせ】

 おかげさまで「#エッセイしりとり」が、noteの急上昇キーワード1位になりました🎉

 思いつきで始めたしりとりが、僕の知らないところまで枝分かれしながら広がり、現在は一日に読む作品数もなかなかのことになっています。

うれしい悲鳴ではあるのですが、残り一週間。せっかく参加していただいた作品なので、最後までちゃんと読みたい。

 そこで、8月23日以降、次にバトンを回せる人数を「最大3名」から「最大2名」へ変更します。

 すでに3名へ回している方は、そのままで大丈夫です。
 また「最大2名」なので、1名でも、回さなくてもOKです。

 なお、まだバトンが回ってきていないけれど、参加してみたい!という方は、お気軽にご連絡ください。

 バトンは僕からお届けします🏃‍♂️💨

 「最大2名」に変更するのは参加者を減らしたいからではなく、枝分かれの速度を少し落とすためです。

 ……しりとりの主催者が、バトンの交通整理をする日が来るとは思っていませんでした😂

 残り一週間も、引き続きよろしくお願いします🙇‍♀️

P.S💌

 ユキトさん、ぱっちーさん、ろくねこさん、無茶振りバトン受け取っていただきありがとうございます😁✨


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