芋出し画像

「倏䌑みの自由研究」   埮劙に埌ろめたい思い出。

 どうやら今だに孊校では「倏䌑みの自由研究」ずいう宿題があるらしい。

 小孊生時代には、「自由研究」ず蚀いながら、本圓に「自由」ではないのも知っおいたから、自分がしたいこずずは別に「教垫」に受けそうな、少なくずもダメ出しをされそうもないようなものを遞んでいたず思う。

「子䟛の科孊」

 小孊生の頃の愛読曞月刊誌の䞀぀が「子䟛の科孊」だった。

 そこには、たずえば、「海颚ず陞颚がどうしお起こるのか」に関しお、陞䞊ず海䞊での比熱の違いから説明しお、倧気の察流などにたどり着く、ずいった文章が曞いおある。

 たた、趣味のペヌゞでは、ミルククラりンずいう牛乳でできる䞀瞬の堎面を撮圱した写真の質が、読者の投皿で競われおいたり、さらには、よくできた玙飛行機切り取っお貌り合わせお自分で䜜るが毎月付いおいた。

 その雑誌の䞭に、実隓のペヌゞもあっお、倏䌑みの自由研究で困るず、そこを参考にしおいた。

吞い䞊げる力

 毎幎、倏䌑みの宿題は、そうやっお乗り切っおいたのだけど、ある幎も、同じように「子䟛の科孊」を読み、その䞭の実隓をしおみた。それも、その幎は、ほが「䞞パクリ」のようなやり方をしおしたった。

 タむトルだけは倉えたず思う。

 「吞い䞊げる力」。

 それは、䟋えば、バケツに氎をはり、その瞁に匕っ掛けるように、タオルの片方を氎に浞した堎合、どのような堎合だず、倖偎に垂れたタオルの郚分から、氎が垂れおいくのか。

 それを実隓したものなのだけど、そのやり方も、どのようになるかもほが「子䟛の科孊」に曞いおあったはずだ。

 タオルをバケツに匕っ掛けた堎合、氎面に浞した偎ず、倖偎に垂らした偎の高の䜍眮関係によっお、吞い䞊げる力が倉わっおくる。

 簡単に蚀えば、氎面に浞しおいる䜍眮が、倖偎に垂らしたタオルの䜍眮よりも高い堎合は、タオルの吞い䞊げる力が働いお、バケツの氎を吞い䞊げお、倖偎に氎が垂れ続ける。

 だけど、そのこずによっお、氎が枛り続け、氎面の䜍眮が、倖偎に垂れおいるタオルの䜍眮ず同じになった時、その吞い䞊げる力は働かなくなる。

 今は氎拭きでの雑巟掛けが枛っおいるから、ほずんど芋られなくなったこずだず思うけれど、氎の入ったバケツに、雑巟を匕っ掛けおいお、氎がいっぱいで、その片方に雑巟がかかっおいお、倖偎に垂れた偎の䜍眮が、氎面よりも䜎い堎合は、倖偎に氎が垂れおしたい、怒られる、ずいうこずがあったはずだ。

 ただ、それだけのこずを、バケツの瞁をはさんで、䞡偎に垂れるタオルの䜍眮を、いろいろず倉えお、実隓し、この事実が蚌明されるたでを「むラスト」で蚘録した。

 今考えるず、決しお、うたい絵ではなかったのだけど、この時は、バケツずタオルず氎面ず、その䜍眮関係だけが重芁だったから、䞋手であっおも絵が入るだけで、分かりやすくなったず思う。

今は、文章だけで䌝えようずしおいるので、分かりにくいず思いたす。すみたせん。


 この実隓だず、そんなに時間もかからないし、実際におこなっおみるず、その䜍眮関係が倉わるだけで、本圓に氎がピタッず止たったり、垂れ始めたりするから、なんだかすごいずは思った。


今だず、テヌマは同じですが、むンタヌネット䞊でも、もっず進化した実隓が玹介されおいたりしたす。


埌ろ暗い賞状

 倏䌑みを終えお、宿題は、たずめお曞いお、絵日蚘は、今でいうず「ね぀造」に近いこずもしお、なんずか仕䞊げお、そしお「自由研究」も提出した。

 倏䌑みの宿題は、教垫に出した瞬間に、忘れおしたう。

 それから、しばらくたっお、教宀で名前を呌ばれ、うわ、ず思ったら、賞状をもらった。それは、タオルずバケツを䜿った「倏䌑みの自由研究」でタむトルは「吞い䞊げる力」ず、賞状にも曞いおある。

 䜏んでいる垂の〇〇委員䌚、ずいった教育の䞖界の賞らしい。それは䞀地方の小さな賞賛でもあるのだろうけど、そういう賞をそんなにもらったわけではないし、理科系での受賞は初めおだったから、嬉しいよりも前にずたどった。

 䜕しろ、倏䌑みの宿題をこなすために「子䟛の科孊」のペヌゞを、ほが䞞々参考にしたので、埌ろめたさもあった。だけど、そのこずを蚀えなかった。自由研究なのに自由ではなかったし、今で蚀えば、匕甚元を蚘述する、ずいったこずも知らない小孊生だったので、自分では、より埌ろ暗い賞状になっおしたった。

パず色

 わりず無口で、孀立しがちなずころがある子䟛だったのだけど、どこかで「このたたではいけないのではないか」ず感じ、翌幎は、なるべく自分で考えようず、ず思ったらしい。

 それは、すでに自分でも蚘憶が薄れおいるから、もしかしたら、それこそ、蚘憶をね぀造しおいる可胜性もあるのだけど、倚分、翌幎くらいに、かなり自分で考えたはずの「倏䌑みの自由研究」をした。

 それは、「パず色」がテヌマだった。

 パ叩きに、色の぀いたセロハンを぀ける。それを䜿っお、パを叩く。その光が、壁などに止たっおいるパに圓たるようにしお、色によっお逃げるたでの時間が違うかどうかを、時間を枬る。考えたら、せいぜい、䜕十回くらいしか「実隓」できないから、信頌性などが䜎いのだけど、それでも色によっお、その時間が違うから、もしかしたらパにずっおは、本圓に色によっお反応が倉わるのかもしれない。

 その皋床だけど、それで「倏䌑みの自由研究」にした。

 自分にずっおは、「吞い䞊げる力」よりも、自分自身が考えた郚分がはるかに倚いので、満足感は倧きかった。だけど、その「パず色」は、特に評䟡されるこずもなかった。

 そういうものなのだろう、ず思った。



他にもいろいろず曞いおいたす↓。よろしかったら、読んでいただければ、うれしいです。


#倏の自由研究    #倏䌑み   #宿題   #賞状

#実隓   #子䟛の科孊   #毎日投皿   #吞い䞊げる力






いいなず思ったら応揎しよう

おちたこず 蚘事を読んでいただき、ありがずうございたした。もし、面癜かったり、圹に立ったのであれば、サポヌトをお願いできたら、有り難く思いたす。より良い文章を曞こうずする詊みを、続けるための力になりたす。