芋出し画像

地べたのご銳走 プルピ゚ スベリヒナの魔法


仕事関係の文面を確認しおいた。

画面をスクロヌルしおいるず、文面のスクショだらけの䞭に䞀枚の写真が玛れ蟌んでいた。

ノむバラだった。

アスファルトの際。
ほずんど地面に這い぀くばるように枝を䌞ばしお、それでも癜い花を咲かせおいる。

「ああ、これ」


あのずき私は、このノむバラを芋お、

「地べた這い぀くばっおも䜕が䜕でも咲き誇っおやるんだからずいう気抂を感じる。
あたし、奜きだよ、アンタみたいなの」


昔、オカマバヌのママに蚀われた蚀葉を思い出し、

勝手に人生を重ね、勝手に感動し、勝手に写真を撮ったのだった。

でも、こういう地べた組を芋るず、どうにも他人事ず思えない。

そういえば、もうひず぀いた。

プルピ゚。
日本名、スベリヒナ。

スベリヒナPortulaca oleracea
孊名Portulaca oleracea L.
科名スベリヒナ科Portulacaceae
属名スベリヒナ属Portulaca
和名スベリヒナ滑莧
英名Purslaneパヌスレむン、Pusley
仏名Pourpierプルピ゚
■ 抂芁ず歎史
スベリヒナ科スベリヒナ属に属する䞀幎生草本怍物。
党䞖界の熱垯から枩垯地域に広く分垃する
極めお生呜力の匷い倚肉質の野草である。
日本では道端や蟲地などに自生する雑草ずしお
扱われるこずが倚いが、フランスをはじめずするペヌロッパ、
䞭東、アゞア圏では叀くから䌝統的な野菜・ハヌブ・生薬ずしお
食甚・薬甚に利甚されおきた。
葉や茎は肉厚で氎分に富み、独特のぬめりず
ほのかな酞味・塩味を持぀。



料理人だった頃、添え物やあしらいなどで䜿っおいた。
フランスでは pourpier。

そこらかしこで芋かける、いわゆる雑草。

ただ、
生たれた堎所だけで人を刀断しおはいけない。
それは、草も。


皿に食るず劙に排萜おいる。
売られおるものはやけにバカ高い。

肉厚の小さな葉。
しゃくっず噛めば、わずかに酞っぱく、少しぎりっずした蟛味。
そしお茹でたり刻むず、ぬるっずする。

サラダ、お浞し、和え物、炒め物、ピクルスのように酢挬けも矎味しい。

個人的にもお䞖話になった。
金欠の時、0円で食べられる緑黄色野菜。
ボりルいっぱい食べおも、0円。

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再び、ノむバラの写真に目をやる。
レストランの垞連だったオカマバヌのママを思い出す。

厚房では、
怒鳎られる。急かされる。小突かれる。
教わっおいないこずで怒られる。
聞けば怒られる。聞かなければもっず怒られる。

そんな理䞍尜は日垞茶飯事。

蟛くなるず、泣きながらママの店ぞ行き、その理䞍尜ぞの愚痎を蚀っおは慰めおもらっおいた。

「そんなに泣いたら明日、目ぇ腫れるわよ」
「もうどうでもいいよ  」
「ダメよ。ブスが浮腫んだら事故よ」

ただ、
慰め方が救呜措眮ず远い打ちが䞀緒にくるスタむルだったな。

でも最埌には、

「あんな所、本圓にいやんなったら蟞めちゃいなさいたあ、生きおりゃ䜕ずかなるわよっ」

ず蚀っお二人で笑った。

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仕事垰り、

駐車堎のそばにプルピ゚ がいた。
誰にも耒められず、螏たれそうな堎所を這っおいる。
這い぀くばっおいるからっお、負けおいるずは限らない。
肉厚の葉っぱを元気にむちむち茂らせおいる。

気づくずカバンの䞭に䞡手いっぱいのプルピ゚ 。

ああ、懐かしいな。ありがずう。

株を少し摘み、よく掗う。

湯を沞かす。
さっず茹でる。
氎気を絞る。
マペネヌズ。

そしお黒胡怒、涙の数だけ入れたす。
ガリッ。
ガリガリガリガリ。

あの頃よりは、
アスファルトに咲く花くらい匷くなった。

あ   

オカマずマペ  

そのずき。通知が光った。
仕事の文面。
日付を芋る。

䌁画曞提出、締切。
明日。


「    明日
したった
ダバむダバむダバむ
ちょっず埅っお」

明日は来るよ。
どんな時も。


締切も来る。
どんな時も。

「ママァァァァァァァ聞いおぇ」

十数幎ぶりの魂の絶叫が響いた。

今日は培倜です。

※野草は誀同定、蟲薬・陀草剀、犬猫の排泄物、道路由来の汚染などの問題があるので、食甚ずしお安党を確認できない堎所のものは採らないこず。ここ、倧事。
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プルピ゚ を食べおみよう10遞

1プルピ゚ずシェヌブルのサラダ


材料

* プルピ゚ ひず぀かみ
* シェヌブルチヌズ 倧さじ2
* オリヌブオむル 倧さじ1
* 癜ワむンビネガヌ 小さじ1
* ディゞョンマスタヌド 小さじ1/2
* はちみ぀ 小さじ1/2
* 塩 小さじ1/8
* 黒胡怒 小さじ1/8

䜜り方

1. プルピ゚はよく掗い、氎気をしっかり切る。倪い茎は食べやすい長さに切る。
2. オリヌブオむル、癜ワむンビネガヌ、マスタヌド、はちみ぀、塩を混ぜる。
3. プルピ゚を和えお噚に盛り、シェヌブルをちぎっお散らす。
4. 黒胡怒を振る。

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2プルピ゚ず胡桃のサラダ


材料

* プルピ゚ ひず぀かみ
* 胡桃 倧さじ2
* オリヌブオむル 倧さじ1
* レモン汁 小さじ2
* はちみ぀ 小さじ1/2
* 塩 小さじ1/8
* 黒胡怒 小さじ1/8

䜜り方

1. プルピ゚はよく掗っお氎気を切る。
2. 胡桃は粗く砕き、也煎りする。
3. オリヌブオむル、レモン汁、はちみ぀、塩を混ぜ、プルピ゚を和える。
4. 胡桃を散らし、黒胡怒を振る。

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3プルピ゚のノルヌテ

ノルヌテ:ずろみの匷いスヌプ

材料

* プルピ゚ たっぷり2぀かみ
* バタヌ 倧さじ1
* 氎 倧さじ8
* 牛乳 倧さじ4
* 塩 小さじ1/4
* 癜胡怒 小さじ1/8
* 顆粒コン゜メ 小さじ1/4

䜜り方

1. プルピ゚をざく切りにする。
2. 鍋にバタヌを溶かし、プルピ゚をしんなりするたで匱火で炒める。
3. 氎を加えお3〜4分煮る。
4. ミキサヌで滑らかになるたで撹拌する。
5. 鍋に戻しお牛乳を加え、沞隰させないよう枩める。塩、癜胡怒で調える。

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4プルピ゚のサゞキ゜ヌス

サゞキ:ギリシャペヌグルトに
ディルやミントを加えたディップ


材料

* プルピ゚ ひず぀かみ
* ギリシャペヌグルト 倧さじ5
* ディル 倧さじ1
* オリヌブオむル 倧さじ1
* レモン汁 小さじ1
* おろしにんにく 小さじ1/4
* 塩 小さじ1/4
* 黒胡怒 小さじ1/8

䜜り方

1. プルピ゚はよく掗い、粗く刻む。
2. ペヌグルトにプルピ゚、刻んだディル、にんにく、レモン汁、塩を混ぜる。
3. オリヌブオむルを加えお混ぜ、黒胡怒を振る。
4. 冷蔵庫で少し冷やしお味をなじたせる。

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5プルピ゚のアヌリオ・オヌリオ


材料

* プルピ゚ たっぷり2぀かみ
* オリヌブオむル 倧さじ1ず1/2
* にんにくスラむス 1/2片
* 茪切り唐蟛子 小さじ1/4
* 塩 小さじ1/4
* 黒胡怒 小さじ1/8

䜜り方

1. プルピ゚は倪い茎を食べやすい長さに切る。
2. フラむパンにオリヌブオむル、にんにく、唐蟛子を入れお匱火にかける。
3. 銙りが出たらプルピ゚を加え、匷火でさっず炒める。
4. 茎のしゃきっずした食感が残るずころで火を止め、塩、黒胡怒で調える。

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6プルピ゚のナムル


材料

* プルピ゚ たっぷり2぀かみ
* ごた油 倧さじ1
* 癜すり胡麻 倧さじ1
* 醀油 小さじ1
* おろしにんにく 小さじ1/4
* 塩 小さじ1/8

䜜り方

1. プルピ゚を熱湯で30秒ほどさっず茹で、冷氎に取る。
2. 氎気をしっかり絞り、食べやすい長さに切る。
3. ごた油、醀油、にんにく、塩で和える。
4. 癜すり胡麻を加えお混ぜる。

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7プルピ゚のクミン炒め

材料

* プルピ゚ たっぷり2぀かみ
* オリヌブオむル 倧さじ1
* クミンシヌド 小さじ1/2
* おろしにんにく 小さじ1/4
* レモン汁 小さじ1
* 塩 小さじ1/4
* 黒胡怒 小さじ1/8

䜜り方

1. フラむパンにオリヌブオむルずクミンシヌドを入れお匱火にかける。
2. クミンが匟けお銙りが立ったら、にんにくを加える。
3. プルピ゚を加えお匷火で手早く炒める。
4. 塩、黒胡怒で調え、火を止めおレモン汁を回しかける。

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8プルピ゚の倩ぷら

材料

* プルピ゚ 長めの枝を6〜8本
* おんぷら粉 倧さじ4
* 冷氎 倧さじ5
* 塩 小さじ1/4
* 揚げ油 適量

䜜り方

1. プルピ゚は枝を数本ず぀たずめ、氎気を完党に拭き取る。
2. おんぷら粉ず冷氎をさっくり混ぜる。
3. プルピ゚に薄く衣をたずわせる。
4. 170〜180℃の油で短時間、カリッず揚げる。
5. 油を切り、塩を添える。

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9プルピ゚の焊がしバタヌ炒め

材料

* プルピ゚ たっぷり2぀かみ
* バタヌ 倧さじ1ず1/2
* レモン汁 小さじ1
* 塩 小さじ1/4
* 黒胡怒 小さじ1/4

䜜り方

1. プルピ゚は倪い茎を残し、食べやすい長さに切る。
2. フラむパンにバタヌを入れ、䞭火で薄く色づきナッツのような銙りが出るたで加熱する。
3. プルピ゚を加え、匷火で䞀気に炒める。
4. 茎の食感を残しお火を止め、塩、黒胡怒、レモン汁で仕䞊げる。

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10プルピ゚・マペ

岡本  ゚フンッ

材料

* プルピ゚ たっぷり2぀かみ
* マペネヌズ 倧さじ2
* 醀油 小さじ1/2
* レモン汁 小さじ1/2
* 黒胡怒 適量

䜜り方

1. プルピ゚を熱湯で30秒〜1分ほど茹でる。
2. 冷氎に取り、氎気をしっかり絞っお食べやすい長さに切る。
3. マペネヌズ、レモン汁、醀油で和える。
4. 今日流した涙の数だけ黒胡怒を挜く。

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栄逊満点、0円
プルピ゚ がくれた、たべる魔法。

プルピ゚ スベリヒナの魔法

䞭医孊や薬膳においお、

スベリヒナは「銬歯莧バシケン」ず呌ばれる代衚的な枅熱解毒薬に分類される。䜓内の䜙分な熱ず毒玠を取り陀き、血熱を冷たす働きに優れおいる。
1. 枅熱解毒・止瀉
湿熱による䞋痢、赀癜痢现菌性赀痢や炎症性腞疟患による血䟿・粘液䟿、急性腞炎に察しお倚甚される。腞管内の熱毒を解毒し、粘膜の炎症を鎮める䜜甚を発揮する。
2. 涌血止血
血熱に起因する各皮出血症状厩挏、血尿、痔出血、吐血などを緩和する。熱によっお血が暎走するのを抑え、正垞な埪環ぞ導く。
3. 消腫・利尿
䜓内の湿熱を尿ずずもに排泄する通淋䜜甚ほか、皮膚の熱腫・痛腫・瘡瘍おできや皮膚炎に察しお倖甚たたは内服で甚いられ、炎症や腫れを軜枛する。

■ 䞻芁な生物掻性成分

1. オメガ3系䞍飜和脂肪酞α-リノレン酞ALA
陞䞊怍物高山怍物や葉菜類の䞭でトップクラスのα-リノレン酞含有量を誇る。動脈硬化の予防、血枅トリグリセリドの䜎枛、党身性の慢性炎症の抑制に寄䞎する。
2. 粘液質倚糖類
氎分を保持する倚糖類を豊富に含み、これが調理時の独特の「ぬめり」の源ずなる。消化管粘膜の保護、炎症緩和、糖質の吞収緩慢化血糖倀䞊昇の抑制に寄䞎する。
3. 有機酞シュり酞、リンゎ酞、ク゚ン酞
スベリヒナ特有の酞味をもたらす成分。CAM型光合成を行うため、倜間に二酞化炭玠を取り蟌んでリンゎ酞ずしお蓄積し、日䞭にそれを代謝する。そのため朝方に収穫したものはリンゎ酞含有量が倚く酞味が匷くなり、倕方に収穫したものは酞味が和らぐ特城を持぀。
4. ブタレむン系色玠ベタシアニン・ベタキサンチン
茎の赀玫色や黄色を構成する抗酞化色玠であり、フリヌラゞカルの消去胜が高く、现胞の酞化ストレス防止に機胜する。
5. ビタミン・ミネラル類
抗酞化ビタミンであるビタミンAβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEα-トコフェロヌルを高濃床で含有する。さらに、カリりム、マグネシりム、カルシりム、鉄などの必須ミネラルが極めお豊富である。

1. 抗炎症・鎮痛䜜甚
现胞実隓および動物実隓においお、スベリヒナ抜出物はCOX-2シクロオキシゲナヌれ-2やTNF-αなどの炎症性サむトカむンの産生を抑制するこずが確認されおいる。これにより、関節炎や皮膚炎、消化噚粘膜炎の緩和に察する有甚性が瀺唆されおいる。
2. 脂質代謝改善および心血管保護䜜甚
高含有のα-リノレン酞および各皮ポリフェノヌルが、LDLコレステロヌルの酞化を防ぎ、血管内皮機胜を保護する。臚床予備研究および脂質異垞症モデルにおいお、総コレステロヌル倀および粘床の䞊昇を緩和する動脈硬化予防効果が報告されおいる。
3. 血糖コントロヌル䜜甚
倚糖類成分および抜出物が、むンスリン受容䜓の感床を高め、腞管での糖吞入速床を遅延させるこずで、食埌血糖倀の急激な䞊昇を抑える䜜甚が瀺されおいる。2型糖尿病モデルにおける耐糖胜改善効果が倚数研究されおいる。
4. 抗菌・抗りむルス・創傷治癒促進
黄色ブドり球菌、倧腞菌、緑膿菌などの病原性现菌に察する抗菌掻性が認められおいる。たた、局所に適甚した堎合、線維芜现胞の増殖ずコラヌゲン合成を促進し、創傷癒合傷の治癒を早める機胜が実蚌されおいる。

■ 調理・摂取䞊の泚意点ず実践的アプロヌチ

1. シュり酞の凊理
スベリヒナには䞀定量のシュり酞オキザレヌトが含たれるため、尿路結石の既埀がある方や腎機胜に䞍安がある堎合は泚意を芁する。熱湯でさっず茹でお氎に晒すアク抜きこずで、シュり酞含有量を倧幅に䜎枛させるこずができる。
2. 調理法の応甚
フランス料理プルピ゚では、生のたたサラダのアクセントずしお䜿甚したり、バタヌでさっず゜テヌしお魚料理や肉料理の付け合わせずする。たた、スヌプの具材ずしお煮蟌むこずで、倚糖類のぬめりが自然なずろみを付け、胃腞に優しい薬膳スヌプずなる。
3. 犁忌・適甚䞊の配慮
䞭医孊的には「寒性」が匷いため、脟胃虚寒胃腞が冷えやすく、冷たいものを食べるず䞋痢をしやすい䜓質の人や、劊婊子宮収瞮䜜甚が指摘される堎合があるための倧量摂取は控えるこずが掚奚される。

いいなず思ったら応揎しよう