【追悼】コートに生き続ける背中。皆に愛されたYさんが教えてくれた、頑張らないのに人望が集まる「2つの習慣」
先日、長年テニスレッスンに通われていたYさんの、突然の訃報に関する記事をアップさせていただきました。今回は、その後のレッスンで起きた少し不思議で、温かいお話から始めさせてください。
先週土曜日のこと。Yさんが長年在籍されていたクラスのレッスンをおこなっていたときの話です。
私がいつも通り球出しをしていると、以前と変わらない光景がありました。生徒さんたちが、少なくなったコートのボールカゴを自主的にパッと入れ替えてくれるのです。
ところがその時、ボールが全く入っていない空のカゴが、私の目の前にぽつんと残ってしまいました。
それを見た生徒さんたちが、
「あっ、Yさんに怒られる!」
と、慌ててボールを拾い集め、カゴいっぱいにしたボールを笑顔で入れ替えてくれたのです。
「なんだか、まだYさんが一緒にレッスンを受けているみたいだね」
そんな言葉が自然と漏れました。今だにYさんがそこにいて、私たちを見守ってくれているかのような感覚。楽しくもあり、少ししんみりともする、何とも言えない愛おしい心情の中で、みんなでプレーを続けました。
Yさんは、本当にクラスの皆の手本であり、心から尊敬されていた方でした。
では、なぜYさんはそれほどまでに周囲に愛され、自然と人がついてくる存在だったのでしょうか。
そのヒントは、拙著Kindle本『頑張らないで結果を出すアドラー心理学』の中で解説している「心身の習慣」にあります。今回は、Yさんの素晴らしい行動に共通する**「2つの心身習慣」**を本から抜粋してご紹介します。
『日常の身体動作習慣』と『日常の心構え』チェック
長年の心身相関(心と体のつながり)の研究から、私は『日常の身体動作習慣』と『日常の心構え』のチェック表を開発しました。
まずは、ご自分の普段の状態を少し振り返ってみてください。
アドラー心理学では「人は今から変われる」と考えます。なぜなら、今の行動は誰のせいでもなく、自分自身で決めている(自己決定性)からです。「いつも頑張りすぎて疲れてしまう」というあなたに、ぜひ試してほしいのが**「目的の再定義」**です。
※以下の項目は「良い・悪い」をジャッジするためのものではありません。「今現在のあなたの目的に向けて、どうしたいのか?どう動いているのか?」を優しく振り返る材料にしてください。
① 日常の身体動作習慣
□ 日頃、物を置くときに「ドサッ」と、乱暴に置くことがない。
(丁寧な動作は、自分の心へのリスペクトであり、周囲への配慮そのものです。Yさんの佇まいは、いつも洗練されていて丁寧でした)
② 日常の心構え
□ 人脈を大切にする。今の自分に力がなくても、今あるものを出し惜しみすることなく相手のためにできることをする。
「時間や期日を守る」「何か手伝う」「得意なことで喜ばせる」「自分が得た情報を伝える」など、信頼を信用に変える行動をとる。
(テニスコートでのYさんは、まさにこれをごく自然に実践されている方でした)
頑張らないけど、不思議と人望がある人へ
この2つの項目だけでは語り尽くせませんが、確かにYさんには、心身共に日常から素晴らしい習慣が染み付いていました。
だからこそ、亡くなられた今でも、コートの仲間たちの心の中に生き続け、みんなを動かす力を持っているのだと思います。
「頑張りすぎて空回りしてしまう」
「もっと周囲と良好な関係を築きたい」
そんな風に感じることはありませんか?
力づくで頑張る必要はありません。大切なのは、日常の小さな「心と体の習慣」を変えていくことです。
本日ご紹介した書籍の本文では、さらに深い**【10項目の習慣チェック】**をご用意しています。
頑張らないのに、不思議と人望が集まり、周囲を惹きつける人になるための秘密を、アドラー心理学の視点から分かりやすく紐解いています。
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日常に疲れた方、自分らしい生き方を見つけたい方はぜひ手に取ってみてください。
Yさんが教えてくれた素敵な習慣を、今度は私たちが日常の中で大切に繋いでいき心に残るエピソードに変えていきましょう。
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