見出し画像

英検2級で止める?準1級まで行く?中学受験で変わる“英語資格の価値”

導入:英検2級まで取った。次は準1級を目指すべき?🌍

小学生の子どもが英検2級を持っている。

ここまで来ると、親としては期待しますよね。

中学受験でもかなり有利なのでは?
せっかくなら準1級まで取った方がいい?
準1級になると、受けられる学校や評価が変わるのでは?

一方で、中学受験には国語も算数もあります。

英検準1級の勉強へ時間を使いすぎて、ほかの教科が回らなくなるのも心配です。

英検2級で十分なのか。
それとも、準1級まで取ると“変わる世界”があるのか。

先に結論を言うと、

準1級で評価が明確に上がる学校はあります。

ただし、すべての2級保持者が、中学受験前に準1級を目指すべきとは限りません。

大切なのは、次の級を取れるかではなく、

その級が志望校で、どれだけの意味を持つか

を見ることです😊


1.英検2級は、すでに大きな武器

英検協会によると、英検2級は高校卒業程度。

社会生活に必要な英語を理解し、使える力が求められます。

小学生で2級を取得しているなら、英語は十分に「得意科目」と言えるでしょう。(Eiken)

ただ、英検利用入試では、2級を持っているだけで自動的に合格へ近づくわけではありません。

英検を得点に換算する学校。
国語・算数と組み合わせる学校。
英作文や英語面接を実施する学校。

使われ方は学校ごとに違います。

2.準1級になると、入試の点数が変わる学校がある

たとえば頌栄女子学院中学校の2027年度英語利用入試では、英検2級は110点、準1級は130点のみなし得点です。

準1級になることで、英語資格部分に20点の差がつきます。

ただし、国語と算数も各100点満点で受験するため、英語だけで合否が決まる入試ではありません。(頌栄女子学院中学校・高等学校)

ドルトン東京学園中等部の2027年度「2科・英語資格型」では、英検2級が90点、準1級・1級が100点。

こちらは10点差です。

また、同校の帰国生入試A方式では、CEFR B2・英検準1級相当以上の保有者に、英語試験で加点すると案内されています。(Dalton Tokyo)

つまり準1級は、学校によって、

換算点が一段上がる
最高点に近づく
加点対象の基準を超える

という意味を持ちます。

これが、「準1級になると変わる世界」の一つです。

3.準1級は、2級の少し上ではない

ただし、準1級は簡単な延長戦ではありません。

英検協会では、2級を高校卒業程度、準1級を大学中級程度としています。

準1級では、社会生活で求められる英語を十分に理解し、使えることが求められます。(Eiken)

2級に合格したから、次も同じ勉強量で少し頑張れば取れる。

とは限りません。

語彙の難度が上がる。
扱うテーマが抽象的になる。
社会問題について意見を書く。
英語で理由や根拠を説明する。

小学生にとっては、英語力だけでなく、社会への知識や日本語で考える力も必要になります。

準1級を目指すことで、英語が単なる受験科目から、

英語で社会を読み、自分の意見を伝える道具

へ変わっていく。

入試の点数以上に、ここが大きな変化かもしれません。

4.2級保持者は、準1級を目指すべき?

判断基準は、子どもが英語好きかどうかだけではありません。

まず確認したいのは、志望校です。

英検2級から準1級になることで、換算点は何点上がるのか。

準1級が加点条件やクラス分けの基準になっているのか。

そもそも英検利用入試を実施しているのか。

ここで明確なメリットがあるなら、準1級を目指す意味があります。

次に見たいのが、今の距離です。

準1級の過去問を解いて、あと少しで届きそうなのか。

それとも、語彙や長文読解から大きく積み上げ直す必要があるのか。

そして一番大切なのが、

国語と算数を圧迫しないか

です。

準1級で20点上がっても、算数でそれ以上落としてしまったら、受験全体ではプラスになりません。

5.こんな子なら、準1級を目指す価値がある

準1級への挑戦が向いているのは、

英語の読書やニュースに抵抗がない。
英作文や会話も好き。
2級合格後も英語力が伸びている。
志望校で準1級の評価が明確に高い。
国語・算数の勉強時間を確保できる。

という子です。

逆に、

2級合格でかなり消耗した。
準1級対策で算数や国語が回らない。
志望校では2級と準1級の差が小さい。
本人がもう英検勉強を嫌がっている。

という場合は、いったん2級で止めてもいいと思います。

2級を持っている時点で、英語力がなくなるわけではありません。

次の級を急ぐより、英語力を維持しながら、受験に必要な他教科を整える。

それも立派な戦略です。

6.入学後まで考えると、準1級の価値は変わる

準1級を目指すかどうかは、入試だけで判断しなくてもいいと思います。

入学後に英語上位クラスへ入りたい。
英語でディスカッションや探究学習をしたい。
将来、海外研修や留学を考えている。
英語を長く自分の強みにしたい。

そんな子にとって、準1級の学習は入試対策以上の意味があります。

英検協会も、準1級を入試活用や単位認定だけでなく、海外留学など幅広く適用される資格と位置づけています。(Eiken)

中学受験で何点上がるかだけではなく、

この先も英語を使う子なのか

まで見ると、目指す意味がはっきりします。

まとめ:準1級で変わる世界はある。でも、全員が急ぐ必要はない

英検2級は、中学受験で十分に強い資格です。

そして準1級になると、

換算点が上がる。
最高評価に近づく。
加点対象の基準を超える。
入学後の英語学習にもつながる。

という世界が見えてくる学校があります。

ただし、準1級は2級の少し上ではありません。

学習負担は大きく、国語や算数との時間配分も必要です。

だから、

取れるなら取る

ではなく、

志望校で価値があるか。
今の実力から届きそうか。
他教科を崩さず目指せるか。
入学後も英語を伸ばしたいか。

この4つで考える。

英検2級で止めるのも戦略。

準1級へ進むのも戦略。

大切なのは、級を増やすことではなく、わが子の英語力を一番活かせる道を選ぶことです🔑

なお、英検の換算点や入試方式は年度ごとに変わる可能性があります。出願時には、必ず各校の最新の公式募集要項をご確認ください。

いいなと思ったら応援しよう!