【日常エッセイ】私にとっての手すりの話(小さな幸せ)
ヘアオイルを変えたら、髪がさらさらだったこと。
推しへのコメントにハートが返ってきたこと。
朝、息子たちとごろごろしながら、ニヤニヤできたこと。
ペットボトルの飲み物ひとつで、気分転換できたこと。
お気に入りのアクセサリーをつけられたこと。
そんな小さなことが、やけに残っている。
なんとなく気持ちが沈みがちだった日。
そんな日に限って、
4人の推しがそれぞれ、同じような時間帯にインスタライブをしていた。
前から決まっていたのかもしれないし、
ただの偶然かもしれない。
それでも、ちゃんと心があたたかくなったのは事実だった。
そういえば、と思い出す。
本や映画や音楽は、人生の「手すり」みたいなもの
だと前に読んだ本に書いてあった。
よろけたときに、そっと支えてくれるもの。
本や映画や曲だけじゃなくて、
ふとした誰かの言葉や、
これまで出会ってきた人の存在も、
私にとっての手すりなんだと思う。
今、私は少し変な状況でそれを受け取っている。
トミカのパーキングケースを2段重ねにして、その上にノートパソコン。
アンパンマン版の黒ひげ危機一発の箱の上にスマホを置いて、インスタライブを流す。
お尻の下には、畳んだ毛布。
ちなみに、いつも使っていたローテーブルは先日長男に破壊され
クッションは犬に占拠されている。
ちょっと笑ってしまうような光景だけど、
それでもちゃんと、ここに幸せはある。
気づけばもう2時間くらい、ここに座っている。
そんな幸せが、いいなと思えた夜だった。
誰かの手すりになれたら嬉しいと思いながら、今日も書いている。
本日も読んで頂きありがとうございます。
