スマホ嫌いにも程がある?
スマホ嫌いはこれまでも公言してきたのだが……ちょっと有りえない事態に陥ってしまったのだ。
元来、僕がスマホ嫌いになったのは……かなり以前のことで……そう。おかんが心臓の病で入院していた当時に遡る。
当時はまだガラケーではあったが、掛かってくる電話といえば病院からの溜め息が出るような連絡ばかり。殆どノイローゼになってしまい、着信音を耳にする度にビクビクしたものであった。
と、同時に……携帯電話という奴は、始終犬のようにリードに繋がれているという印象を持ち続けてきたのだ。
着信音が鳴るということは、要はリードをグイと引っ張られるようなものだとの認識であった。
当然、全うな仕事についている人にとっては……この現代にあっては、スマホが必携なことは理解はしているのだが……
いずれにしても、僕の場合、スマホがポケットに納まっているという感触そのものが不快に他ならず、車中などでこれを取りだすことも皆無だし、やたら煩い宣伝等のメールに対しても、これを確認することもない。
そうは言っても、スーパーやコンビニでの決済にはauペイを使っているわけだが……時に目的の画面が出ず、苛立ち……結局は現金で決済してしまうこともマレではない。
他に、スマホを利用すると言えば、バイトの行き帰りに会社に「現場到着」「業務終了」のメールを送るだけ。
肝心要の電話機能に関しては、年に数回利用する程度である。
実際のところ……バイトが終われば、スマホの電源は切ってしまうというのが習いなのだ。
そんな僕の所に、ついこの間、会社の直接の上司から電話が入ったのだ。
当然、すぐに電話に出たいのだが……あれ? ……どうやって電話に出るんだっけ?
昨今の人間には理解できないかも知れないが……僕は、一瞬頭が真っ白になってしまったのだ。小学生以下である。
たぶん……受話器マークをスワイプするのか……と気づいたはいいが……はて、その受話器マークが見当たらない。
あちこちタップしたり、色々していうちに電話が切れてしまう。
改めて、こらから連絡をと思うのだが……これがままならない。
まあ、5分ほどアチコチいじり回って、電話は繋がったのだが……たいした連絡でもなく、胸を撫で下ろししだいであった。
少なくとも、スマホで電話に出る、掛ける……くらいは覚えて置くべきと、悟ったしだいである。
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