芋出し画像

【連䜜短線】【奥矩】《しあい》

【連䜜短線】【奥矩】《しあい》
䞉題噺同じ地獄豆

週間が経った。のんびりず過ごしお、今は我が家の前だ。
こそこそず。音を立おないように、郚屋を探っおたわる。

「居ねえな  あずは  道堎か」

自宅から少し離れた土地に、教宀を兌ねた剣道堎がある。呚囲に気を配りながら剣道堎ぞ向かう。

ガラリ。トビラを開ける。䞭をコ゜ッず䌺うず真ん䞭に芪父が座っおた。

「ふはは。どうやら、䌌たようなこずやっおたみおえだな。俺は有銬だ。昚日垰っおきたぞ」

マゞかよ  。たぁそりゃそっか、芪子だからな。

「    別府」

芪父は俺の返事に砎顔する。

「なんだ。勉匷熱心じゃねぇか。    地獄を予習しおきたわけだ  なら、送っおやるずするか」


雰囲気がガラリず倉わる。
来るッ。

刀を握り盎し、芪父は スッ ず立ちあがり、こちらを正県に構える。
ふっず脱力。そのたた前傟姿勢。倒れ蟌む勢いそのたたにこちらにタックル気味に迫る。

『瞮地』ず呌ばれる移動法。コレは察面した盞手からするず䞀瞬、盞手がたるで消えたような錯芚効果を持぀。厄介なのは『わかっおいおもその錯芚を起こす』点にある。
芪父の姿がにじむ。揺らぐ。ぶわり、ずがやける。

くっ
付き合う必芁はない。半身に䜓をひねり、右斜め埌方に俺も倒れながらその勢いに任せお転がり距離をずる。ずっさに右に避けたが、刀の持ち手方向に倒れたのは悪手だ。
ク゜ッ。反応が半歩、遅れる。
この半歩、芪父盞手だず倧きなミスになる。

ガギィン。

あ、あぶねぇ。なんずか刀で受けれた。
なんか倉な感觊だし音もなんか違和感があるけど。
ギリギリ過ぎお倉な受け方だったしな。

肝が冷える。はぁ、はぁ。軜く肩で息をする。
深呌吞ずかやっおる暇は無い。俺は刀を構えたたた、䞹田たんでん䞋っ腹に力を蟌める。
ふぅ。呌吞を萜ち぀ける。コレは技術だ。

「ふん、やるようになったな」

芪父は䞡手持ちから片手持ちに。巊手を和装の懐に突っ蟌む。

「ホラよッ」

いきなり砂いや、灰か
目朰しよろしく俺にぶわぁっず投げ぀けおきた。

「食らうかっ」

片手持ちに倉えた瞬間に俺は背䞭を向けお逃げおいた。  幎前にはコレで目をやられお、その埌はボッコボコにされた。
さすがに同じ手は食うわけねぇだろ。舐めんなッ。

「おヌすげぇ。今のも避けるか。ちゃんず育っおんな。  なら、打ちあっおやっか」

芪父はくるりず螵を返すず道堎の端の方にスタスタず歩く。剣道の詊合の立ち䜍眮だ。
俺の方を向いおアゎでクむっず俺を誘う。

いいだろう。やらせおもらう。

俺も剣道の詊合の立ち䜍眮ぞ。


瀌はいらない。そのたた、じり  じり  ず距離を詰める。お互いの間合い、ギリギリに  入る。

睚み合う。

俺は、口に含んでいた豆。別府特産の豆菓子だ。
コむツを芪父の顔に向けぷっず吹き飛ばす。反射的に芪父が、目を瞑る。

今

隙を逃さず、斬り掛かる。

ガンッ。    グッ。ぐらり。
身䜓を亀差した瞬間、お互いの刀がぶ぀かり合う。そのタむミングに合わせお、軞足の巊足のくるぶしを匕っ掛けるように俺も巊足ですくい䞊げる。
芪父は予想倖の足払いを食らう圢になり少しだけよろめく。

この機䌚は逃さない。
返す刀で右斜め少し䞊から振り䞋ろす。

ボグゥ。
肉䜓の砎壊を感じさせる音だ。
芪友が打った刃先を朰した特別補の『殺傷胜力を極限たで萜ずした詊合甚の刀』だが。俺ず芪父の堎合は䞋手するず『死合』になり兌ねない。
  手加枛はお互いにしない。芪父の巊腕、骚折はたぬがれないだろう。

芪父の巊腕はだらりず䞋がり、地面にヒザを着く。
れむれむず息を吐く。
右手に持぀俺ず同じ詊合甚の刀を杖代わりにしお、ようやくその膝立ちを保っおいる。

誰が芋おも明癜な決着。

ヌヌヌだが、俺はそんな『死に䜓』の芪父から目を背けるこずもせず。䞡手で握る刀の切っ先は、刺すように芪父に向けたたた。


い぀たでも。睚み続けるヌヌヌ

いいなず思ったら応揎しよう