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トヨタ・ハイラックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トヨタ・ハイラックス
9代目 GUN226型
概要
別名 フォルクスワーゲン・タロ (5代目)
製造国 日本の旗 日本(6代目まで)
タイ王国の旗 タイ(2代目以降)
販売期間 1968年 -
※日本国内では
1968年 - 2004年、2017年 -
ボディ
ボディタイプ ピックアップトラック
駆動方式 後輪駆動/四輪駆動
系譜
先代 トヨタ・ブリスカ
後継 トヨタ・タコマ (北米)
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ハイラックス(HILUX)は、トヨタ自動車が製造・販売しているピックアップトラックである。

2026年(令和8年)5月現在、国内全メーカーで新車として正規販売されているピックアップトラックは、本車とタンドラ、三菱自動車工業が製造・販売しているトライトンのみである[注釈 1]。

概要

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1968年(昭和43年)、トヨペット・ライトスタウトおよび日野・ブリスカ(後にトヨタとしてリブランド)の後継として登場したピックアップトラック。6代目までは日本国内でも生産・販売されていたが、7代目からは世界戦略車「IMVシリーズ」の一環を担う車種となり、タイ、アルゼンチン、南アフリカを生産拠点として、世界の新興国市場に向けて販売されている。過去にはフォルクスワーゲンに『タロ』としてOEM供給していたこともあった。

日本市場では2004年(平成16年)に6代目の販売終了をもってトヨタ車のラインナップから消滅していたが、2017年(平成29年)に8代目が13年ぶりに復活した。

高い信頼性から世界的に人気を集め、トヨタではカローラに次いで売れている車種である[1]。脱硫装置の普及していない発展途上国では、硫黄分が多い劣悪な軽油にも耐えられるよう、また、砂漠の真ん中で壊れても修理できるように、電磁インジェクターを用いる最新のコモンレール式ではなく、旧式のメカポンプ式のエンジンもラインナップしている[2]。

アメリカ合衆国では1985年の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公マーティの憧れの車として、黒のTOYOTA PICK UP 4x4 SR5 Xtra Cab(4代目)が登場するなど若年層や日本車好きには人気があったが、1995年モデルを最後に販売を終了し、代わりに外装・内装・機能を北米市場の嗜好に合わせて開発したタコマをラインナップしている。

初代 10系(1968年 - 1972年)

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初代ハイラックス 1500ロング
(RN15)
  • 1968年(昭和43年)3月登場。ブリスカのモデルチェンジに際し、名称をハイラックスに変更。企画はトヨタ、設計は日野主導で行われ、ブリスカと同様に組み立ては日野自動車・羽村工場が担当した。エンジンは1.5 Lの2R型。グレードはデラックスとスタンダードの2種類。北米ではトヨタ・トラックとして発売された[注釈 2]。
  • 1969年(昭和44年)4月、荷台長2,250 mmに延長されたロングボディを追加。
  • 1970年(昭和45年)7月、アルミバンと保冷車を追加。
  • 1971年(昭和46年)2月、エンジンを1.6 Lの12R型に変更。

2代目 20系(1972年 - 1978年)

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2代目ハイラックス
(消防指揮車)
  • 1972年(昭和47年)5月登場。リアコンビネーションランプを横型から縦型のコーナーランプに変更。エンジンは従来の12Rに加え2.0 Lの18R型を搭載した「ハイウェイ」も設定された。「ハイウェイ」ではハイラックス初のフロアAT車も選択できた。
  • 1975年(昭和50年)10月、マイナーチェンジでフロントグリルが変更される。「ハイウェイ」は廃止され、AT車も1983年(昭和58年)のフルモデルチェンジまで一旦消滅した。

3代目 30/40系(1978年 - 1988年)

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3代目ハイラックス1600
シングルキャブ ロング ( RN35 )
3代目ハイラックス2000 4WD
写真は北米向けのSR5( RN36 )
  • 1978年(昭和53年)9月、発売。スタウト110系がこのキャビンを流用した。エンジンは従来どおり1.6Lの12R型。ヘッドランプは規格型の丸形4灯式から規格型の丸形2灯式に変更された。フロントサスペンションはダブルウィッシュボーン式のまま、スプリングがコイルからトーションバーに変更され、「DX」以上のグレードにフロントディスクブレーキを標準装備とした。
  • 1979年(昭和54年)12月、初のディーゼルエンジン車設定。ディーゼルエンジンはそもそも乗用車用に開発されたSOHC・2.2 Lの「L型」だったが、生産コストが低いこと(だけ)が取り柄のこのエンジンは、噴射ポンプは分配式、カムシャフトと噴射ポンプをゴム製コグドベルト駆動とするなど、トラック用としてはいささか華奢で、連続高負荷運転ではメカニズム全体の剛性不足ゆえに、シリンダーヘッドやシリンダーブロックの変形が大きくなることも発覚し、後に市場での評判を下げる結果となる。また、ハイラックス初の4WDモデルが標準ボディに追加された。エンジンは負荷の増大を考慮し、SOHC・2.0 L ガソリンの「18R-J型」が搭載された。
  • 1981年(昭和56年)10月、マイナーチェンジで規格型角形2灯式ヘッドランプに変更。ダブルキャブと4WDディーゼルを追加。
  • 1983年(昭和58年)11月、廉価版のみへ車種整理され「ポピュラーシリーズ」として1988年(昭和63年)9月まで継続。
  • タイ仕様車には、ハイラックススーパースターの車名で販売されている。

4代目 50/60/70系(1983年 - 1988年)

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4代目ハイラックス(画像はtoyota puck up)
  • 1983年(昭和58年)11月登場。ガソリンエンジンがR型からY型系列に、ディーゼルエンジンは2.4 Lの2L型に変更された。
ディーゼル車に2人乗りのフロア4速AT車が追加され、フロアAT車設定は2代目のハイウェイ以来となった。

5代目 80/90/100/110系(1988年 - 1997年)

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トヨタ・ハイラックス(5代目)
80/90/100/110系
シングルキャブ (YN80)
概要
製造国 日本の旗 日本
タイ王国の旗 タイ
アルゼンチンの旗 アルゼンチン
 コロンビア
ドイツの旗 ドイツ
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
販売期間 1988年 - 1997年
ボディ
乗車定員 2/5名
ボディタイプ 2/4ドアピックアップトラック
駆動方式 2WD/パートタイム4WD
パワートレイン
エンジン 3Y型:2.0L 直列4気筒
3L型:2.8L 直列4気筒ディーゼル
22R-E型:2.4L 直列4気筒
3VZ-E型:3.0L V型6気筒
変速機 4速AT/5速MT
車両寸法
ホイールベース 2,605-2,840mm
全長 4,435-4,690mm
全幅 1,690mm
全高 1,750-1,790mm
車両重量 1,390-1,580kg
その他
姉妹車 フォルクスワーゲン・タロ
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  • 1988年(昭和63年)9月発表。130系サーフは1989年(平成元年)5月発表。エンジンは直列4気筒2.0 Lガソリンの3Y型、2.8 Lディーゼルの3L型が設定のほか、北米向けなどは、直列4気筒2.4 L 22R-E型、V型6気筒3.0 Lの3VZ-E型が設定された。2WDと4WDでコーナーランプ(車幅灯と方向指示器のコンビネーションランプ)の形状が異なり、2WDでは台形、4WDでは逆台形となる。
  • 1989年から1996年まで、トヨタ社とフォルクスワーゲン社との提携の一環として、ハイラックスがフォルクスワーゲンハノーファー工場で生産された。半数はトヨタ・ハイラックスとして欧州トヨタから販売され、残り半数はフォルクスワーゲンから、タロ(太郎)という車名で販売された。タロには現地製のほかに、日野自動車・羽村工場製のOEMも存在した。
  • 1991年(平成3年)8月、マイナーチェンジ。フロントデザインが一部変更され、新CIエンブレムを採用。4WDにもフロントダブルウィッシュボーンサスペンションが採用され、乗り心地と操縦安定性が向上した。
  • 1993年(平成5年)、北米向けにハイラックスのコンポーネンツを使った、より大型のT100が登場。日野・羽村工場での生産は、ハイラックスとの混流となった。ビッグスリーを刺激しないようフルサイズとすることを避けたT100は、後にタンドラへと発展する。
  • 1994年(平成6年)マイナーチェンジ。フロントグリルのデザインが変更され、4WDダブルキャブSSR-Xにはオーバーフェンダー付きのワイドボディが追加される。
  • 1995年(平成7年)北米向けハイラックスがタコマとして独立した車種となる。
  • 1996年(平成8年)ダブルキャブ仕様をベースにトヨダ・AA型乗用車をモチーフとしたトヨタ・クラシックが限定発売された。
  • タイ仕様車には「マイティX」のサブネームが付加されて販売されていた。

6代目 140/150/160/170系(1997年 - 2004年)

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トヨタ・ハイラックス(6代目)
140/150/160/170系
前期型
シングルキャブ (RZN147)
後期型
スポーツピックアップ
ダブルキャブワイド4WD(RZN169H)
概要
製造国 日本の旗 日本
タイ王国の旗 タイ
マレーシアの旗 マレーシア
 コロンビア
ベネズエラの旗 ベネズエラ
パキスタンの旗 パキスタン