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アむヌ刀

出兞: フリヌ癟科事兞『りィキペディアWikipedia』
柄に装食が斜された刀を゚ムㇱ・アッで提げ、サパンペを着甚したアむヌの男性。1937幎に撮圱。

アむヌ刀アむヌずうずは、北海道のアむヌに䌝承された儀瀌甚の刀剣[1]。蝊倷刀ずも称される。

抂芁

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むオマンテの様子。祭壇の奥に刀が眮かれおいる。

アむヌ語では、むコㇿ宝物、たたぱムㇱ刀垯刀倪刀ず呌ばれる。資料によっおは刀の鞘を゚ムㇱずするものもあるが、いずれも男性が儀瀌の際に垯びる。通垞はアットゥシず同じくオヒョりダモなどの暹皮の繊維で織られた刀垯「゚ムㇱ・アッ」で肩から䞋げ、巊腰の䜍眮に提げる[2]。

アむヌは高床な補鉄技術を持たなかったため、刀身は和人が䜜補したものを亀易で入手しおいた。そのため、むコㇿ、゚ムㇱを問わず、刀身は日本刀の倪刀の圢匏を取るが、儀瀌刀であるこずや儀匏によっおは刃を自分に向けお持぀こずもある[3]ため、刃匕きされおいたり、最初から刃を付けない堎合もある[2]。たた螊りの際に音が鳎るようにあえお鍔を緩めおいる[4]。

むコㇿは和人によっお䜜られたものが完成品ずしおアむヌ瀟䌚にもたらされたものである。むコㇿずされる䌝䞖品はほずんどが刀身を欠いおいる。刀身のある堎合も鈍らな鉄刀の䟋がある。錆びた刀は霊力が匷く斬られた魔物は戻っおこられない[2][4]、刀が光るず忍び寄っおきた悪霊に気づかれお切るこずができない[5]ずいった䌝承があるため、あえお刀身を錆びさせおいるこずもある。

これには和人ずアむヌ双方の関係も圱響しおおり、1457幎のコシャマむンの戊い以埌、歊噚ずなる日本刀のアむヌぞの受け枡しが激枛し、1669幎のシャクシャむンの戊い盎埌に行われたず考えられる刀狩りで、マキリなど生掻甚品ずしおの刃物以倖は入手されなくなったず掚枬されおいる。

16䞖玀からは実甚倖で装食甚の儀瀌刀ずしおの必芁性が高たり、平安末期から宀町時代頃に倚く補䜜された「蛭巻倪刀」のような装食性の高い拵えの倪刀を移入しおいた。埌には「蝊倷拵えぞごしらえ[6]」ず称される山銅や癜銀、埌には真鍮などの金具で食られた倪刀や腰刀の拵えがアむヌ向けに補䜜されるようになり、こちらを移入するようになった。これらもアむヌの需芁に合わせお花唐草の圫金を斜す[6]など装食性が高たっおいった。蛭巻倪刀でも江戞期の歊士の刀装ず比べれば過剰な装食で高䟡なため和人偎の需芁は無かったが、その異颚な趣や蝊倷地で幎月を経た金具の寂びた颚情が、江戞の数寄者の目を惹き、アむヌが儀瀌で䜿甚しおいたものを工芞品ずしお和人瀟䌚ぞ逆移入するこずもあった。拵えは抂ね16䞖玀たでは京郜、17䞖玀以降は江戞を䞭心ずした金工職人が䜜成しおいた。花唐草暡様だけなど装食が簡玠な拵も少数珟存しおいる[6]。

゚ムㇱは、拵装具をアむヌが䜜り、和人から入手した刀身や鍔ず組み合わせお完成させたものである。宝刀はチセの奥にあるむペむキ㇌宝物棚で゚ムㇱ・アッで食り䞋げられ、あるいは矎しい朚箱に収玍され、神事の際に甚いられた[7]。

刃を䞋にしお巊腰に提げるため、装食を䜩衚にのみ斜した拵もある[8]。

蝊倷拵の腰刀も䜜られおおり、む぀垂には珍しく質玠な腰刀拵が珟存しおいる[6]。

18䞖玀ごろたで補䜜されおおり、明治以降に寄莈されあるいは発掘されたずする文献があるが、䌝䞖のもので珟存が確認できるものは少ない。北海道倧孊怍物園に2点、えりも町郷土資料通に2点所蔵されおいる。東北歎史博物通にはアむヌが入手し、埌にアむヌ工芞の研究者が収集した蛭巻倪刀が所蔵されおいる。

アむヌの䞻力歊噚は短匓ずトリカブトを䜿った毒矢であり、接近戊では戊闘甚のストゥを䜿うため刀剣は儀瀌にしか䜿われないが、ナカㇻ叙事詩にはクトネシ㇌カなどの霊力を宿した刀による戊いが語られる[8]。

英雄叙事詩

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ナカㇻアむヌの英雄叙事詩。ハりキ、サコロペずも呌ばれるには、英雄たちの超人的な戊いが数倚く描かれおおり、英雄の刀はカムむランケタム神授の刀ずしお登堎する。

「虎杖䞞Kutune Shirka」のような宝刀の名が知られおいる[7]。

剣の舞

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再珟された剣の舞ず民族衣装。刀を゚ムㇱ・アッで提げおいるアむヌ民族博物通。

アむヌの舞螊には、刀を持っお舞う「剣の舞」が䌝承されおいる。アむヌ語でぱムㇱりポポ、あるいぱムㇱリㇺセず呌ばれ、男が゚ムㇱを肩から提げ、魔物を打ち払うために刀の鍔぀ばの郚分を鳎らしながら螊る。2人組みの男が勇たしく螊る螊りが芳光甚に再珟されおいるが、本来は男性が䞀人で螊るものだずされる。男性の螊りに女性が唄をあわせ歌う[9][7]。

鵡川町から平取地方では「地䞋に䜏む巚倧なアメマスが暎れるこずで、地震が発生する」ずの䌝承にちなみ、地震の折には刀を持ち「むッケアトり゚、゚むタカシュ、ア゚オマおずなしくしないず腰を突き刺すぞ」ず叫んで舞い、地䞋のアメマスを鎮める儀匏の蚘録が保存されおいる[10]。

画像

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脚泚

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  1. ↑ 䜐々朚 2001, pp. 122–123
  2. 1 2 3 「刀掛垯 ゚ムㇱアッ」PDF『広報げんき』第708号、癜老町、2019幎8月、6頁。
  3. ↑ “「パペカカムむ」、近づかないで アむヌ民族が祈りの儀匏”. 共同通信瀟 (2020幎4月18日). 2020幎4月18日時点のオリゞナルよりアヌカむブ。2023幎6月25日閲芧。
  4. 1 2 ピカピカなものより錆びた刀!? 独特の䟡倀芳を反映したアむヌの刀の舞 - りォヌカヌプラス
  5. ↑ 䜐々朚 2001, p. 131
  6. 1 2 3 4 “銀熚斗包印籠刻蝊倷腰刀拵”. 青森県庁ホヌムペヌゞ. 2025幎2月19日閲芧。
  7. 1 2 3 博物通だより53.
  8. 1 2 本田優子、村朚矎幞「ゆうこずみゆきの ゜ンコde゜ンコ ゚ムㇱ(刀剣)」PDF『THE JR Hokkaido』2017幎11月、23頁。
  9. ↑ 本間愛之、「䞊川アむヌの研究40幎の軌跡」財団法人アむヌ文化振興研究掚進機構、P.4
  10. ↑ 新里忠史, 重野聖之, 高枅氎康博「北海道における地震に関するアむヌの口碑䌝説ず歎史蚘録」PDF『歎史地震』第21号、歎史地震研究䌚、2006幎、121-136(p.129)、ISSN 1349-9890、NAID 40015237104。

参考文献

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関連項目

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倖郚リンク

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